信約キングダム 251回
キングダム 第251話「燕の将軍」
(#`Д´)龐煖、猛る! 森の巨木がたった一振りで切り倒される。一人で武を磨く龐煖だが、その顔は修行に専心している顔ではない。⇒王騎の幻影をみては斬っている龐煖の顔は苛立ちすら感じるなぁ。 その荒ぶる武神に声をかける者が現れる。
暴の化身の噂で来たと軽装備の将が龐煖に言う。人の域を超えても迷いに捕われるのですねと痛いことも平気で言う。 龐煖はあの男の手下かと問えば、その通りで名を慶舎といった。
慶舎は大木斬れども未だ“王騎の幻影”を斬れぬのであれば、答えは必ず“戦場”にあると李牧の伝言を伝える。何かを抑えきれない龐煖は王騎の傷をさすると血が出る。
ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ 天下御免の向こう傷が血を吹けば、荒ぶる武神が目を覚ます。。お迎えにあがりました、『三大天』龐煖様と慶舎が礼をすると、武神はまた戦場に舞い戻る。
楚に備えていた飛信隊にも龐煖出陣の報が届く。軍師・貂が地図を広げ、詳細なことを皆に伝える。兵は十万、実際に軍を動かすのは李牧、燕にむけて出陣したと。かつて戦った信は瞠目し、尾平が軍師に色目使う中で、貂は背中の仇敵を同盟が活きているうちに討つつもりだと断定する。⇒尾平、妻帯者が浮気するな。手を出したら隊長黙ってないぞ。 信も李牧が燕との戦いに集中するための秦趙同盟だと言っていたことを思い出す。⇒やっぱり信に足りないのは知識だけなんだよなぁ。。 信は燕という国について貂から学ぼうとする。⇒下問を恥じないことも信の長所ですな。
燕国。建国の祖は蒙恬が言っていた周の武王の股肱の臣・召公。
貂は燕は謎の多い国だと始めに切り出す。以後、レクチャー。。。
- 秦とは真逆の東端に位置
- 中華への出口付近に中山という山間民族の小国のせいで情報が遮断されていたときがあった。
- 北と東の騎馬民族と結託している噂がある。
- 数十年の間、秦は燕と戦っていない。⇒戦えないでしょ。
燕には一人だけ中華に名を知らしめている大将軍がいると貂が言う。信はその名を問うと、貂が答える。
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ おお、劇辛がこれほど高い評価の将軍になられたか!! 四十年前、斉によって滅亡寸前まで追い詰められていた時、楽毅と共に逆に斉を滅亡寸前まで押し返した、救国の英雄・劇辛大将軍だと。
(´・ω・`)ショボーン王騎復活のときに出てきた顔かぁ。あの時、楽間じゃないかと思ったのになぁ。。。 その劇辛が車にいた蔡沢に声をかける。秦に戻る途中の蔡沢は劇辛に李牧と龐煖を侮るなと忠告する。劇辛は侮ってはいないが、龐煖という男には慣れているといって蔡沢を驚かせる。劇辛が語る。
俺が生まれた趙・馬陽付近には“求道者”とかいう輩が潜み住んでいて、たまに村に降りてきて悪さをしていたと。我武神とほざいていたそういう馬鹿を若き頃、何人か斬ったら村に来なくなったと。
思わぬ話を聞いた蔡沢はそのまま去ろうとする。劇辛は蔡沢に燕より金を積むなら秦に移ってもいいと呂丞相の言伝を言い残す。蔡沢がお主は金かというと、当然とばかりに嗚呼そうだと豪快に笑う劇辛だった。
趙の生まれの劇辛がなぜ燕の大将軍なのか(漫画にプラス管理人の意見)
A;斉に壊滅され属国にされた燕国の王・昭王は恨みを晴らすため、郭隗という臣に相談した。
『先従隗始─先ず隗より始めよ』 郭隗はそれでは先ず私を厚遇することから始めてくださいと答える。私ごときの者が厚遇を受ければ、私以上の才能ある者は必ず他国より集まってまいりますと。⇒名言残した臣下なのに随分と怪しい顔にされたなオイ 昭王はその言葉通りに従うと他国より賢士が集まってきた。
その賢士たちを代表するのが軍神・楽毅と劇辛であった。つまり、劇辛は金目当てで祖国趙から燕に移って将軍となったのである。
⇒細かく言えば、楽乗も燕に来た。楽毅、楽乗は中山の生まれでしたが、中山が趙に滅ぼされて他国を流浪した後、燕に来て大功を立てました。けれども、昭王の馬鹿息子の新王が離間(反間)の計に嵌ったため、身の危険を悟って趙に亡命したのでした。
劇辛に不評を口にする御者に、蔡沢はあいつも化け物の一人だとさらりと答える。
化け物同士の戦い。 高台から燕の劇辛軍を見るカイネと李牧。カイネは燕軍に鮮卑、遼、白狄まで加わっているのを見て、噂は真実だと驚く。⇒(´;ω;`)ウウ・・・鮮卑はともかく遼と白狄はなぁ。せめて烏桓か月氏、高車の方がよかったような気がする。。。まあ、流石に匈奴は李牧がボロボロにしたからないか。
いきなり李牧のKO宣言キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!カイネは奴らは独特の戦術と心配するが、李牧はこれは単なる序章にすぎない、圧倒的力の差を示して勝って見せますと最初からKO宣言をするのだった。
HNをきちんと書き、辺境のブログであろうと
言葉を選んでコメントに来たことは此処でも忘れない。
おはようございます。純粋な疑問なのですが・・・
>あの時、楽間じゃないかと思ったのになぁ。。。
えーと自分の記憶に間違いがなければ、楽間ってこの時はすでに趙に亡命してた気が・・・
まだ廉頗が亡命する前に栗腹が長平の戦いに敗れた所を調子に乗って攻めようとした時、諫言したのに結局攻めて敗れたので父上様にならって趙に亡命した気が・・・ 燕王の行動も先代と同じ事をした気が・・・・
まさに歴史は繰り返すものだと感じた出来事です・・・ 楽乗も楽間と一緒に亡命してたのでは? 【橋本蛟竜さん】タイトルの宮城谷さんに反応して初めて書き込ませていただきます
宮城谷さんの『楽毅』を読んだことがある人だと多分劇辛のこの大物扱いには違和感を感じるでしょうね。あの作品だと劇辛は楽乗にも及ばない凡将のような扱いでしたから。
しかし彼は確かに楽毅とともに斉を打ち破ったわけですから英雄扱いされているのは不思議ではないのかもしれませんね。
原先生の史実のとらえ方はそういう解釈もあるかと思わせられることが多くてとても面白いです。
ただ「先ず隗より始めよ」の言葉を使っての劇辛に対するキャラ付けはどうかと思いましたね。これだと楽毅も金で動く人物だったと思われてしまうのではないかといらぬ心配をしてしまいます。
長文失礼しました。毎週感想楽しみにしております。 【通りすがりの歴史好きさん】
返答①:コメントたくさん来るから殿と呼ばせて。橋本蛟竜殿、コメント万歳です!!
>えーと自分の記憶に間違いがなければ、楽間ってこの時はすでに趙に亡命してた気が・・・
(*^ー゚)bドンピシャでした。そうか、この頃だったのか。。
>楽乗も楽間と一緒に亡命してたのでは?
(;´▽`A``ここは違うのでは? 確かアツヨの戦いで胡傷(キングダムでは六将の一人)が馬服君(長平で破滅した将軍の親父殿、キングダムでは初代三大天の一人)に叩きのめされた。その折に既に趙に楽乗が軍議でいたはずです。
返答②:通りすがりの歴史好きさん、コメントありがたく公開しますね。
>宮城谷さんの『楽毅』を読んだことがある人だと多分劇辛のこの大物扱いには違和感を感じるでしょうね。
私もその一人ですね。
>原先生の史実のとらえ方はそういう解釈もあるかと思わせられることが多くてとても面白いです。
原先生は史実の人物を結構、発掘させて描いているので本当に毎回の感想が楽しみであります。
>ただ「先ず隗より始めよ」の言葉を使っての劇辛に対するキャラ付けはどうかと思いましたね。
全く同感ですね。楽毅も登場させてくれるといいのですが、もう死んでいるから出てこないかな。。でも原先生には期待できる。
>長文失礼しました。毎週感想楽しみにしております。
いえいえ、確たる理由もなき誹謗中傷など遥かに遠い真摯なコメントです。今後も感想を書いていますのでどうぞ。ただ今回の名前はスパムにひっかかるため、今後のコメントには別のものにしていただきたいです。さしあたり昌の字を使って昌好とでも(笑)。
quotation:義風捫虱堂「大将軍たくさん登場!作家・宮城谷さんもこの漫画を読んでいるのかなァとふと思う。」 110512
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