信約キングダム 265回
キングダム 第265話
馬車が激走している。その馬車に向かい、馬に乗った伝者が向かってきた。 返答を持ってきた伝者が馬車と並行して報告する。斉王より謁見を許す、各門を通過せよと報告する。
馬車の中にいる人物がさすが斉王は察しがいいと軽く笑う。馬車にいる男は蔡択。秦の外交(遠交)を一手に握る男は儂がまだ東に張っておいてよかったのおと笑いつつ斉に向かう。
斉を狙う。咸陽にいる昌平君は先ずは秦国から遠い斉国を蔡択殿の外交の力で合従軍から離反させようと計る。 その意を受けた蔡択は斉国の都・臨淄リンシに入る。従者はこの謁見で合従離脱ができるでしょうかと不安をもらすが、蔡択は斉王はクセが強く読みづらい所があるから分からんと答える。しかし、だからこそ謁見も許されたと外交の腕を見せる場ができたことで目をたぎらす。
斉王・王建王。 (゚ー゚;韓流DVDから引っ張ってきたような名前で、人どころか蛇まで食っている王様。。 毒蛇の姿焼きを喰らいながら一国の外相に話しかける。従者は声も出ない。 王建王は合従軍で亡国の危機に瀕する秦国外交官が何用かと分かっているくせに問いかける。 王はこの会見のために斉軍の足を緩めている、この軍を動かすのも貴様の話し次第と早速脅す。
斉王の脅しに乱さずに蔡択は、いきなり斉王様は李牧に一体いくらで買われましたと挑発する。従者は王への挑発に驚き、斉の群臣は愚弄するかといきまく。が、王は怒らず食っている毒蛇を吐き捨てて蔡択に毒付く。
蔡択よ。結局“戦争”など所詮、大金を手にするための“仕事”だろうがよ。⇒
まあありうるよね。経済と戦争のリンクは戦争が広がりやすいが、常に一緒なのが隣国アメリカ。ゆえに商業国家といわれる所以。。
斉王の答えを肯定しながら蔡択は、ゆえに一体いくらかと聞いていると合従軍の契約を知ろうとする。王は具体的には分からんが、李牧の話では得た秦の土地・人・金品をそれぞれの出した軍の規模で割って分配すると明かす。⇒戦は嫌い=不戦主義者と思わないように。犠牲が嫌いただそれだけの意味だから。犠牲が少なくてすむなら早めに決着つけるとも言える。
従者は仰天するが、蔡択は秦全土から分配されたと想定して利益の概算の倍を約束するとこちらもふっかける。王が条件を聞けば、蔡択は合従離脱だけと言う。それを聞いた斉王は下手をうったなと言いつつ、倍額など出さずともその話に乗ったものをと蔡択の話を飲む。
ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ斉、離脱! 李牧には自分が急病、軍には引き上げと鳥を飛ばす。群臣が李牧が黙っていないというが、兵を使わずに倍額はうまいと斉王は付き合いの長い蔡択に乗っかる。 斉王は密会した時の李牧を怪物だと思ったと言いながら、斉が抜けてもたいした戦力低下にならない李牧の合従軍に万に一つ程度しか勝ち目がないぞと蔡択と話す。蔡択はそれでも外交のできる仕事はここまで、後は本国の者達を信じるのみですと秦国の布石を打った。
咸陽にその報告がもたらされ軍議に歓声が挙がる。それでも戦況がそれほど変わっていないと相国が指摘するが、昌平君は合従軍の背後に憂う存在を出現させることで牽制するのが最大の目的でしたと戦略を明かす。
昌文君もこれにより合従軍各国の士気を脅かし、長期化すれば士気を落とせると察する。そして、長期化まで持ちこたえるにはと考えると昌平君が直ぐに策を出す。
●対楚軍;蒙武・張唐が防衛線に間に合ってにらみ合いで暫くは大丈夫。
●火急を要する戦線は魏軍; 昌平君が雷原を越えているとして迎撃は中鉱になるだろうと言う。こんな内側までと政も青くなる。だが、そこに急報が入り、魏軍はまだ雷原にいると分かり群臣が驚く。 伝者は独断で動いた軍が雷原で戦闘に入り、報告からあの将軍が動いたと伝える。⇒戦況に適応し独断で動ける者に階級の権利が与えられる。
独断で動いている飛信隊。 飛信隊が魏軍の後を追いかけると、魏軍が秦軍と銭湯に入っていた。秦軍が寡兵で軍師の貂が本営の対応が間に合っていないと見抜く。が、飛信隊の見守る中で寡兵の秦軍が魏軍に中央突破をしていた。 めちゃくちゃ強いその秦軍に信は麃公ヒョウコウ将軍を見た。
(・∀・)ニヤニヤ久々に炎の将軍のお出ましだ!
quotation:義風捫虱堂「連戦を生き抜く」 110825
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