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信約キングダム 275回

キングダム 第275話

#「本能型の才」
 崩れゆく後方の麃公ヒョウコウ軍に飛信隊が駆け付けた。戦場の後ろから軍師の貂は飛信隊の軍旗をはっきり見る。田孝は隊長たちもかなり先頭にいたのにどうして最後尾に間に合ったのか疑問に思う。が、貂はたった一つの方法でしかたどり着けない、信がハイリスクをとったと明かす。

∑q|゚Д゚|p進軍中を逆走した! 後方が壊乱していると見た信は考えるよりも先に体が動いていた。戦場の分岐点が後方で起こっていることを直感し、信が真っ先に逆送する。多くの隊士が味方との激突で離脱していく中でも尾平たちは信の後を追うように爆走していく。

軍の先頭は私だ(ナポレオン) 

最も困難な場所に真っ先に隊長が駆け付け、隊士が動いたおかげで後方の崩壊前に間に合った。 趙軍も敵の援軍が到着したためか進軍を止める。

信の檄。敵をにらんだまま麃公ヒョウコウ兵にお前たちの力はそんなものか、敵に背を向けるなと先ず挑発する。相当に疲れていると文句も出たが、信は敵が決めにきているここが俺たちの正念場だと声を上げる。 軍師の貂もその通りだと思っていた。 

寄りかかるものが必要ならこの飛信隊の信につかまって奮い立てと挑発含む檄を飛ばす。 

言いたい放題言われまくられた麃公ヒョウコウ兵にプライドを刺激され奮い立つ者が続出する。逃げていた麃公ヒョウコウ兵が反転して体制を整えていくのを趙軍が舌打ちする。

呼応する麃公ヒョウコウ兵を見た田永、田有。副将の楚水が始めから後ろを率いるつもりだったかと隊長の決断に驚くが、尾平はもっと驚いていた。何しろ後ろは一万もいたから。。。 それでも信は構わずに全部に突撃を命じる。

どぅぉぉぉーヽ(`ω‘ )ノヽ(`ω´)ノヽ(`ω´ )ノどぅぉぉぉーヽ( `ω´)ノヽ(`ω´ )ノ どぅぉぉぉー  小童がまんまと大炎を巻き起こしよったわ。 後方が一丸となって奮い立つ。趙軍も死に損ないがと吐き捨てて攻撃を再開する。 先頭の麃公ヒョウコウ将軍率いる前部軍からも後方の凄い砂煙と共に反転攻撃のすさまじさを見る。 檄のようなものも聞こえた兵もいるが殆どの兵は急な攻撃に戸惑う。が、麃公ヒョウコウ将軍はそれが誰がもたらしたものかわかっていた。

((・(ェ)・;))王騎将軍、初陣の童・信を麃公ヒョウコウ将軍に話していたな? 信がたきつけた戦場が大炎に見える麃公ヒョウコウ将軍。燃え盛る戦陣の中、趙兵を斬りまくる信を麃公ヒョウコウ将軍がしばし見る。 後方の崩壊前に現れた素早さに直感で動いたことを察する。童・信と呼ぶ麃公ヒョウコウ将軍は貴様もこっち側の、王騎の矛を受け取った男に本能型の武将の才が目覚めてきておるぞと笑いが込み上げる。 

麃公ヒョウコウ将軍は目覚めてきている信の軍才に笑いつつ、自軍の隊列を整えさせる。部下の介道が後方と言うが、麃公ヒョウコウ将軍は後方の大炎で戦場が揺らいだとみて、奥で縮こまっている趙将に狙いを定めて突撃を再開する。

趙軍本陣は後方の秦兵の反撃に揺らぐが、大将の慶舎は顔色一つ変えずに目だけが笑う。まだ目は死んでいない。

  

Σ(・ω・ノ)ノ!麃公ヒョウコウ将軍の戦いで初陣を飾った童が奮戦する頃、その初陣で父を斃された子が動き始めようとしていた。

(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ国門・函谷関で魏・韓軍は城壁にすら梯子が届かない苦戦を強いられていた。 桓騎は笑い、張唐が極上の矢を存分に敵兵に浴びせ続けていた。

あまりに高すぎる城壁に梯子は半分にしか届かない、矢の雨に被害が増えるばかりの魏軍。その総大将の呉鳳明はなぜかフッと不敵に笑うのでした。

(0゜・∀・)ワクワクテカテカ 当時は重大発表とは何かが一番に気にかかったわ。要害・剛陵城をあっさり落とした呉慶子の手口はいかに??

Caocao1あの時に来た勇者たちよ

HNをきちんと書き、辺境のブログであろうと

言葉を選んでコメントに来たことは此処でも忘れない。

  1. この戦いは長引きそうですがさてさて毎週展開が楽しみです。ですが一つ不満があるとするなら朝廷内の描写が不足しているかな?と思っています。
    この戦いは秦にとって最大の危機なのに内部で醜い争いを繰り広げる。いつもえらそうな大后やセイキョウ達の焦る様子や心情描写が足りないかなって。国を潰されればふんぞり返ることもできないというのに。一体何をやっているんだか。 【橋本蛟竜さん】

返答①:橋本蛟竜さん、コメントありがとうございます。

>この戦いは長引きそうですがさてさて毎週展開が楽しみです。

 これだけの長文で書くのは大変でございます。楽しいからいいけれど(笑)。

>朝廷内の描写が不足しているかな?と思っています。

 ここまで押し迫られると逆に朝廷内部のごたごたどころではないのでは?負ければ略奪暴行なんでもありですから内部にいる者たちは争うはさておき、軍人しっかりやれの気持ちでしょう。それに朝廷内部の政変が活発な時はたいてい外患がない時期です。

quotation:義風捫虱堂「すべてはヒョウ公将軍から始まった。。。 」 111112

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