信約キングダム 303回
キングダム 第303話
#「武将の矜持」
張唐隊、遂に韓将・成恢の本陣を捉える。敵の総大将に向けて猛然と張唐隊が攻め立てる。数が少ないとみた韓軍本陣も当然に迎撃し、成恢を後ろに下げようとする。だが、張唐は毒でまた吐血し、部下が張唐様と声をかけたのを韓軍本陣に聞かれてしまう。 その間に桓騎隊が後ろから迫ってきていたが、本陣は目前の敵に集中しつつ、左の大隊に突破口を求める。
張唐将軍の最期の戦い! 兜を脱ぐ張唐。齢十五で初陣、そこから五十年間を矛と共に戦場を駆け巡って今では最長の戦歴を持つ老将になった道のりは悪くなかったと述懐する。空気読まずに襲い掛かってくる敵もいたが部下が容赦なく倒していた。後はどう儂なりの“華道”を飾るかだと己の最後を締めようとする。
張「何をさらしてくれとんじゃ このゲス共がァ」 戦場で死ぬのならばそれも構わないが、毒はないと張唐は中毒死を拒絶する。毒はない、こんなものは武将の死に方ではないわぁと吼える張唐は向かってくる韓兵にこみあげた怒りもぶつけて斬りまくる。死線を越える張唐の闘志に張唐兵も桓騎兵も奮い立ち、張唐様に続けと韓軍を押しまくる。
成「………下らぬ。」 しかし、韓軍の黒矢隊が毒矢を放ち、たちまち張唐たちを苦しめる。 成恢は毒は人を殺す効率化を求めた歴とした武器、老いぼれの下らぬ武将論で歪めるなと言い放つ。その毒矢を張唐が受けて、また苦しむ。張唐に毒矢を当てたので成恢は速やかに左に退こうと動く。成恢は轟丹の毒で生きていた張唐に後で解体してみるかと思いつつ退き始める。
Σ(゚□゚(゚□゚*)だが、張唐はまた死線を越える! 成恢たちを張唐が一騎で追撃する。有り得ないと敵味方も驚き、毒矢で死なないと成恢も怯え始めた。 襲い掛かってくる張唐に成恢の周りは次々と斬り伏せられていく。 分かっていない、己で戦うこともなく姑息な毒と戯れてきた男には人の力、武将の力が分かるものかと張唐が吼えつつ成恢を追い詰める。もう桓騎兵も張唐を応援していた。
張「このたわけがっ 大将が背を見せてにげるなァ!!」
管理人「(`◇´*)この毒オタがっ 白亀西将軍に総大将の覚悟を学びに逝け!! ここでな。。。」 遂に張唐が背から韓軍総大将・成恢を頭から斬り殺す。張唐・桓騎隊の大歓声が挙がる。
_| ̄|○力尽きて真っ白な張唐将軍。倒れそうになるが、桓騎の声で意識を持ち直す。まだ死ぬなよ、約束の土下座が残ってるぞと言う桓騎だったが、のんびりしている暇はないと部隊を撤収させようとする。その桓騎を張唐は、まだ儂の問いにちゃんと答えておらぬぞと手で捕まえる。
桓騎を引き留める張唐はなぜ秦将として戦っているのかだと再度、問う。部下にせかされ、末期の言葉などききたくないとばかりに桓騎は状況を分かってねェのかと手を振りほどく。 答えぬなら儂が言ってやると張唐が桓騎の答えをなぞり始める。
貴様は戦が楽しいのだ、己の力で戦に勝つ快感にはまっておると。黙って聞く桓騎に、それは名武将の持つ気質そのものなのだと教える。
張「腹立だしいが才能も…ある。土下座などせぬが…儂と約束せィ
秦国一の武将となれ 桓騎。 秦を…頼むぞ」
張唐の最期の言葉を暫し無言で聞いた桓騎。張唐の返答は寝言は死んで言えよジジイと、周りから部下もそれはと思うほどの言葉だった。それでも張唐は剛情な奴めと桓騎の性質に気にせずに、馬上から斃れていく。 周りが一堂に声をかける中、桓騎が手で張唐の体をつかみ、倒れないように支える。 少し舌打ちし、調子の狂うジジイだったぜ全くと毒ついた桓騎は複雑な表情を浮かべる。⇒頑固爺に根負けした悪童って感じで良い。。最後を飾る老将に彼の部下たちが泣きながら駆けつけるのだった。
(  ̄^ ̄)ゞ合従軍初の総大将の戦死!!!
張唐将軍は死んで倒れるところは六将との違いを感じたな。
前に若きファルコ、老いては張唐さんか。
HNをきちんと書き、辺境のブログであろうと
言葉を選んでコメントに来たことは此処でも忘れない。
- あえて匿名にします。張唐将軍の死は漫画としては良かったのでしょうが、史実的には大丈夫なのでしょうか?
原先生が資料の読み落としをするとは想い難いですし。う~ん複雑です。
お頭が好きな自分でも今回は張唐将軍の死が予想以上にショックでした。^。 【匿名さん】 - いつも拝見しております。コメントさせて頂くのは久しぶりになります。成恢の大将らしからぬ行動に対する、管理人様の想いというか叫び(フォントの大きさとリンク先)に感銘を受けました。そして激しく同意です。
張唐将軍、合掌・・・死に際に自分の人生を振り返って、「良い」ではなく、「悪くない」ってのが、妙に心に残りました。
今号ラスト2、3頁の張唐と桓騎のやりとりは、ホント指折りの名シーンだと思います。今後も更新楽しみにしてます。ではでは。【びいとさん】
返答①:(o・ω・)ノ))匿名コメントでありますが、前置きされたので礼を気にする姿勢と汲み取って返答いたします!!!
>張唐将軍の死は漫画としては良かったのでしょうが、史実的には大丈夫なのでしょうか? 原先生が資料の読み落としをするとは想い難いですし。う~ん複雑です。
確かにその通りでこの後の展開をどうするのかが気になってます。史実的にはまだ張唐将軍の活躍の場がのこっつてますが、あえていうなら廉頗将軍のその後エピソード的な感じもしますので、オリジナル展開でもいいかなと少し思ってたりしています。
私自身も史実に忠実な展開というのが好きな方ですが、歴史小説も好きなので戦士たちの魂が描けていればいいかなとり両面で楽しみ方を期待しちゃってます。
ただ、これが白老の所まで及ぶとちょっとなぁ。。。
それに毒で倒れているのだから、まだ助かる見込みあるかなと未練が残ってます。楚水さんのように斬られてもまだ生きる可能性があったし、誤字が多い連載回だし。。。 生きていても良かったって素直に思える(大笑)。
φ(・ω・ )メモメモ後日筆記
張唐将軍はどうやら燕の宰相の一件は沙汰やみになっているままで死亡年が不明でした。故に函谷関で戦死も別段問題ないようです。
返答②>ひいとさん、コメントお久しぶりですが万歳です!!!
>成恢の大将らしからぬ行動に対する、管理人様の想いというか叫び(フォントの大きさとリンク先)に感銘を受けました。そして激しく同意です。
韓の字が弱い理由が今回こそ分かったな(笑)。戦いを挑むのに強い敵に挑む覚悟が無ければだめですからな。
>死に際に自分の人生を振り返って、「良い」ではなく、「悪くない」ってのが、妙に心に残りました。
最高、ベストだと言わないのが素敵でしたね。もっともっと向上心を切らない人の生きざまをみせられた気がします。次回で本当に張唐さんが死ぬのかなぁ? 補正でもいいから生き返ってほしいのですがね。
>今後も更新楽しみにしてます。ではでは。
アニメの更新も順調です。原作をきちんと描いてくれている作品になってます。
quotation:義風捫虱堂「命を燃やす。それは自分の死に場所まで生き抜くこと! 」 120628
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