« 信約キングダム 304回 | トップページ | 信約キングダム 306回 »

信約キングダム 305回

キングダム 第305話

#「王翦の動き」  アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!! 王翦の動きが秦国内外に波紋を呼ぶ

秦国内

 後宮で函谷関に火の手が上がったと知った向は思わず声をあげる。声が大きいと陽が窘めるも、向は函谷関が陥落したのかと激しく動揺する。陽は届いた伝書には陥落とまでなかったけれど、いよいよ危うくなってきたのは間違いないと向に話す。 大王様からまだ何も言われてない向はどうしようとうろたえる。⇒お腹の大きさにちょっと違和感…、縮んだ?
 陽は荷物の準備をきくと、向は頷いて、流石にもしもの刻には大王様が何かしてくれるような気もすると答える。 だが、陽は向の言葉に頷きはしたものの、こういう時は最悪の時を考えて備えておこうと向に告げる。
 

 陽は告げる、本当に後宮に敵がなだれ込んでくる時に一番ひどい目にあわされるのは大王様の御子を身籠っている向ちゃんかもしれないのだと。向は自分とこの子がと震えてうずくまる。恐怖で身がすくむ向に陽はしっかりして、こうなったら戦国の女の常として腹をくくるしかないよと励ます。 

(人><。)天よ、どうか秦軍に 勝利を 私たちはできるだけの準備をして、男たちの勝利を祈るだけだと。 二人はお日様の光に向いて祈るのだった。⇒祈る陽ちゃんたちの姿が痛々しくもけなげだわ。。 そういうシーンは戦いを描くアニメで最近は見たときないなぁ。。

 Σ((oÅO艸*)その頃、正殿では王翦が持ち場から消えたとの報告で動揺が広がっていた よもや逃げたとかではあるまいなと相国が怒り出す。 それを聞いた昌文君がなくはないとその可能性を示唆する。 

王翦、王騎の一族宗家にあって才能は同世代の王騎と等しいと噂されていたが、危険思想から昭王に光を当てられなかった男だと語る。 危険思想の言葉に相国が気づくと、昌文君は王翦には愛国心、忠誠心はない、それは奴本人が王になりたい願望を持っていると言われているのだと。 昌文君の言葉で更に文官は動揺する。相国はたわけ者共が何故にそのような男を要所の将にしてしまったのかとまた怒る。⇒ ((ノ)゚ω(ヾ))秦を我が物にすると豪語するあんたに言われたかないなぁ。。。

外の戦場 

その要所の戦場では燕将オルドが王翦の要塞を踏破していた。まさか逃げ出すとはとオルドは笑いが止まらない。

消える二刻前: 全経路から攻め登る燕軍。戦況を見守るオルドに頭に矢が刺さった側近ユキイが報告に来る。 折れた矢で刺さったように見せていたユキイに面白いと笑うオルド。そのオルドは王翦は強いかときくと、ユキイは山の使い方が平地の人間と思えないほどに強いとセキ族の壊滅を報告する。
 オルドは報告を聞いてから我らの主攻はどうかときくと、ユキイは笑う。

王翦の砦が襲われた。 予備兵力の増援を受け持つ砦が断崖絶壁を登ってきたオルドの主攻隊に急襲されてしまう。そこは各砦に予備軍を補充させている軍の中心、心臓部だった。絶壁で守られているはずであった急所を失い、王翦軍に動揺が走る。中継陣を設置すべき、全ての砦が分断孤立してしまうと幕僚たちが騒ぐ。

 しかし、王翦は退くぞと即決して全軍を退却させる。⇒こんなに即決だと却って逃げたというより凄味があって怖いなぁ。。

 逃げる時は徹底して逃げるのだなと言うオルドは、逃げた跡の大要塞を踏破する。そこに斥候のオタジがやってきた。彼は、王翦軍は尾を見失うほど早い逃げ足で北西に向かって走って行ったと報告する。オルドは本当にこの戦争を放り投げる気のようだと判断し、李牧から聞いていた話を思い出す。 王翦は勝てぬ戦はしない性分の男だと。

 オルドはならば始めからあの男はこの大戦に向かぬ武将だったということではないかと王翦を酷評する。後ろの兵が遅れ気味になっていたが、オルドは構わず主力の山岳族の兵と共に進む。 もはや阻む敵はいない、足踏みなど無用とオルドと主力兵が進む。オルドは峠を越えれば一旦ひらけて奥には函谷関の裏へと誘う大断崖の橋があると予見し、それは見事に当たる。

 山読みの王・オルド 山岳族の兵たちすらオルドの山読みの的確さに驚き、さすがに平地の人でありながら北の五十の山岳族の王だと讃える。

山間で戦い続ける軍略家は眼前の山を見てその奥に広がる山々の地形を読み取るという。無論、オルドの脇を固める山岳族達にもそれができるが、オルド本人の“山読み”の力は突出していた。だから王翦軍の心臓部を見破り、ピンポイントで叩くことができたのである。 ⇒こういう環境を見抜く力は戦争でも必要。海軍でも潮っ気がある人が求められたり、漁師の中には海水を見ただけで温度とか色が分かるのだとか。

 そのオルドと主力軍が函谷関の裏に通じるルートをふさいでいる巨大な断崖を目前にする。  あの断崖を越えれば尾根伝いに函谷関の裏に雪崩れ込める、我らに越えられぬ壁はない、行けぇい同胞たちよとオルドが檄を飛ばして主力兵に断崖を登らせる。主力兵は難なく断崖を登り、オルドはこの大戦はもらったと前人未到の戦果に笑う。

 ┗(^o^)┛クライマックスは両開きでやってきた! そのオルド主力軍の断崖踏破を弓兵と共に崖の上から見下ろす者がいた。 この愚か者がとオルドを罵ってマントをたなびかせるその男は、逃げたと思われていた王翦その人だった。

∑(=゚ω゚=;)敵も味方も量れないこの男! これで合従軍から消える大将は二人になるか。。。 

古代の中国名将列伝に間違いなく入る王翦は幾人かが漫画でも描いているけれど、原さんの王翦は独特だなぁ。。

Caocao1あの時に来た勇者たちよ

HNをきちんと書き、辺境のブログであろうと

言葉を選んでコメントに来たことは此処でも忘れない。

  1. お初です 上から落石背後から弓兵、阿鼻叫喚の地獄絵図。自分の山読みに頼って威力偵察出しとく頭のなかったオルドさんマジ哀れって展開が見えるんだけど如何でしゃう 背後の崖上に弓兵いる時点で終わってるよねこのクライミング作戦^。 【トーリ・ガ・カッターさん】  
  2. 更新お疲れ様です。  さて、前回は信とかのシーンもあって王翦ではなく信のところか?なんてことも思いましたがやっぱり王パパのシーンでなんか不思議な安心感。やはり原先生はきっちり王道を歩んで頂いているから下手に思考を凝らさずに見れるのが良い点ですな。下手に読者の期待を良い意味で裏切ろうとしてgdgdになった漫画がいくつあるやら・・・・・・原先生は桓騎の件みたく予想外の行動をしてくれたりとその辺も上手だと言わざるをえませんがね。  
     とりあえずまだ1,2週間早いかもですが前倒しで言っておく、オルド将軍ざまぁwww。これで後軍がついたころには主力が全滅して血の海になっているんですねわかります。その流れで燕後軍降伏→王パパ・燕軍による函谷関の韓・魏軍突撃かねぇ?それとも無視して春信君の本陣を突撃とか?何ともあれさっさと木曜日になってほしいです。次回が楽しみです。    
     五遷様のおっしゃるように通常の王パパのキャラと言えば三国志のカク先生並の処世術の達人で慎重で用心深い老将というイメージがありますね。数少ない春秋戦国時代の漫画でもだいたいそんな感じだし、そのためこの王パパは多分今までのそのイメージを粉砕するほどの強烈なイメージですな。出番少ないけど。しかし聞くことが可能ならその王翦をどうして野心家(疑惑)キャラにしたのか聞いてみたいですね。楚戦の一件だと思ったけどそれだけでそれにしたというのはいささか考えにくいですがね。  
     最後に自分は王パパと信が将来お話することがあったら、信乱入、そこには仮面を外し、王騎そっくりの顔の王翦が!信「お、王騎将軍!?」なんて展開希望。これは妄想の域を出ないし、ひょっとしたら素顔を見ず淡々と終わってしまうかもしれないから実際はわかりませんが。   
     では今度こそ失礼します。長文失礼いたしました。【紅蓮さん】

返答①:トーリ・ガ・カッターさん、思わず公開してしまったので私の負け。よって返事を書きます。本当は通りがかりとかの意味のHNは避けているのです。次からのコメントにはHNはひねって(笑)。

>上から落石背後から弓兵、阿鼻叫喚の地獄絵図

 最高の王翦勝ち戦展開ですね。ついでに頼みの平地育ちで遅れていた燕軍もすでに別働隊で撃破されているのもいいな。この分だと降伏勧告はしないなぁ。。。

>背後の崖上に弓兵いる時点で終わってるよねこのクライミング作戦

 絶対敗北だろうな。。。ここからオルド将軍の反撃あるならすごい展開になるが。。。でも、遅れていた燕軍が気づいていないのかな?やはり別働隊で拘束されて撃破かな。

返答②:紅蓮さん、コメントありがとうございます(◎´∀`)ノ
>原先生はきっちり王道を歩んで頂いているから下手に思考を凝らさずに見れるのが良い点ですな。

 アニメでは今月に大王様&信が端和様との会見シーンがありますね。これはキングダムでも指折りの名シーンですから楽しみです。憎しみの連鎖を断ち切るにはどうすればいいのか、これをリアルの世界にも考えさせられるお話になるからなぁ。。 王道展開を描く漫画家は本当に読んでいて楽しめます。

>オルド将軍ざまぁwww。これで後軍がついたころには主力が全滅して血の海になっているんですねわかります。

 (lll゚Д゚)見事に背後とった。兵法は神速が王道だから凄いわ。これでオルド将軍がまだ抵抗できるならすごい展開でもあるが、王翦が相手じゃなぁ。。後軍はすでに全滅してそうな気もします。

>燕後軍降伏→王パパ・燕軍による函谷関の韓・魏軍突撃かねぇ?

 そこまでの甲斐性というか、忠義心があるのかなぁ。。。 燕軍倒したら自分の軍は不要だ安全だからって本当にその場から逃げそうな気もしてきました(汗)。

>五遷様のおっしゃるように通常の王パパのキャラと言えば三国志のカク先生並の処世術の達人で慎重で用心深い老将というイメージがありますね。

 処世術にも長じていた名将らしいのでそのイメージで漫画もいくつか描かれているのでしょう。私は原さんの王翦は野心家なのかも分からないですね、廉頗は歪んでいるといってたから。。野心家にしては何もしなさすぎるので。ここまでの私の王翦の考えの予想はYJ連載漫画の鬼丸みたいな気がしていますね。

>最後に自分は王パパと信が将来お話することがあったら

 この展開は期待したいですね。どうも信は大将軍級の武将と話す機会が多いから(大笑)。

quotation:義風捫虱堂「燕将オルド、クライマックスまであと1ページ。 」 120712

| |

« 信約キングダム 304回 | トップページ | 信約キングダム 306回 »

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 信約キングダム 305回:

« 信約キングダム 304回 | トップページ | 信約キングダム 306回 »