信約キングダム 309回
キングダム 第309話
#「汗明への道」
汗明「もはや蒙武に打つ手はない。」 軍師・仁凹も頷くように戦況が蒙武に不利に傾いていた。
戦況第一段階
壁の突撃で始まった斜陣がけ(20,000)だったが、楚軍の抵抗は強かった。壁さんは肩で息をするほどで部隊は疲労していた。
第二段階
斜陣がけの第二波(15,000)を放つ。尚鹿がいる部隊も参戦した第二波には左右の端にそれぞれ五千も兵力を偏重させていた。これに気づいた楚軍の貝満、剛摩諸が兵力一万を率いて両翼に激突した。
丁之や壁が必死になって戦うが、秦右翼は貝満に左翼は剛摩諸の重装部隊で完全に足止めされてしまうのだった。尚鹿の息を整えろとの忠告も退けた壁は突破して裏を取るのだと尚も戦うのだが…。⇒まあ、そこで裏をとれれば大殊勲者でしょうな。それこそレイクトラの戦いの形ですから。
「いかん…余力が…尽きる…」(壁) 斜陣による全面攻撃とみせながら実は両端に力を集中した二主攻戦術と俯瞰する仁凹。奇抜と評価するが仁凹は力を遠くに離して二分したのが災いしたと見る。そして、両翼の苦戦にどうにもできない蒙武を完全な作戦の失敗だと駄目出しする。汗明も慣れぬ策などに溺れた馬鹿者と吐き捨てる。
マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン 戦況を見る蒙武。部下が進言しようとするが、いらんと直ぐに却下する。すべて作戦通り、あいつのなと蒙武の言葉に部下が戸惑う。
○o。+..:*○o。+..:*○o。+..: 開戦前、咸陽にて *○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*
昌平君が蒙武に斜陣がけの策を授ける。蒙武は小細工を好まぬのは知っているだろと言うが、昌平君は今回はどうしても策が必要になると友に勧める。それほどの敵かと蒙武がきくと、元・楚出身の俺が言うのだから間違いないと念を押す。 友の言葉に蒙武もどういう作戦だと昌平君の策を聞こうとする。うむと頷いて昌平君が策を話し始める。⇒この二人のシーンがかっこいいな。。
〈 策の全貌 〉
- 楚軍は大国として面子を重んじる。大将の汗明もしかり。そのために楚軍は横陣を敷き堂々とお前と相対する。
- お前は二万を斜陣がけに出す。最後の端に力を集めると威力が増す。
- 敵が向かって右に増援を送る。それから第二波の斜陣一万五千を投入し、この第二波は左右両端に極端に兵を厚くする。 蒙武「四万のうち三万五千をぶつける?」
- 横陣の弱点は両端にある。二回の斜陣がけで敵は必ずその意図を両端の崩しと読み、両端に兵を動かす。
- そして、軍の力を左右の両端遠くへ広げてしまうのだ!!
○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:o。+..:*○o。+..:*
( ・∀・)つ旦~~二度の斜陣がけで敵中央と両端の間隙を意図的に作り出す。アルベラの戦いの変則形! アルベラではダリウスのせいで中央に隙ができたけれど。。。 友の昌平君の読み通りに汗明への道が蒙武に見える。昌平君は汗明を討つ策としてはここまでしかできないと言っていた。友の策に十分だと蒙武が乾坤一擲の攻撃に猛り始める。
ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノ||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||ヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノ||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||ヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー蒙武全軍出陣! 待たせたな貴様らと蒙武が吼える。血の気が多い貴様らの沈黙も全て今この時のためだと知れと檄を飛ばす。その意味が瞬時に伝わると同時に蒙武と共に全軍が突撃する。
蒙武の突撃を見た仁凹と汗明。仁凹は武力頼みが過ぎると予備軍を回す。汗明はあの五千が精強ならば策としては上策、貝満たちは拘束されているから呼べないと言いつつも蒙武の武を値踏みしようとする。
巨暴大騎馬兵団五千を出せ。それほどの強者かを見るために汗明が騎兵を出撃させる。味方も恐れるその騎馬隊は…、全員が蒙武様並みの巨躯の騎兵だった。⇒介子坊軍といい勝負(笑)。 しかし…、
o(#゚Д゚)_‐=o)`Д゚)・;蒙武の敵ではなかった!!! 蒙武の棍棒の前に次々と肉片となって散っていく。。。 決死の戦いをする蒙武の頭に昌平君の言葉が浮かぶ。
昌平君曰く、
- この策は後戻りができない。
- 四万全部を使い切って敵本陣に向かわせるため、失敗は許されない。
- 溜めこんだ力を爆発させ、何が何でもこの一撃で合従軍の武の象徴・楚軍総大将の首を獲るのだ。
騎馬隊を蹴散らした蒙武が汗明を呼ぶ。その闘気に空気が震え、汗明の形相が変わった。
( ^ω^)おっおっおっそうか、斜線陣でなく斜向前進だったのだな。。。
quotation:義風捫虱堂「蒙武の斜陣がけはアルベラの変則形 」 120823
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