信約キングダム 314回
キングダム 314話
#「“至強”決す」
汗明と蒙武の一騎討ちが最高潮を迎えようとしていた。その最中、媧燐が放った刺客が蒙武を狙うために楚軍の中を進む。 その危険を感じ取った蒙恬は秦兵と楚兵の乱戦の中を割って入っていく。間に合うのかと進む蒙恬は焦りに焦っていた。。
父上…と焦る蒙恬の行く先は双方限界を迎えていた汗明と蒙武が相対し、それに乗じようとする媧燐が遠くから見ている戦場である。
父子が集う戦場から更に遠く離れた函谷関では祖父の白老が防衛線の総指揮を執っていた。⇒お頭はまだ間に合わんのか。。。 指揮の最中に右の籠手が突然、割けてしまった。凶事の知らせではなかろうのォと刹那、不吉な思いが脳裏をかすめた。
(*゚∀゚)щ(゚Д゚щ)カモォォォン最高潮の秦楚戦。 壁、剛摩諸、来輝、貝満らが奮戦し、そして、軍師・仁凹は秦楚戦のメインを固唾をのみ見守る。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜至強と無双(後篇)★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
(゚0゚)お、終わる。 遠くは合従軍本陣の春申君と李牧が、真近で両軍の兵士が大将同士の一騎討ちの最期が来ると身構える。 函谷関攻防の戦局を左右するこの一騎討ちに互いの兵が固唾をのむが、もはや当人達の頭には戦の事さえも消え、ただ目の前の相手を叩き潰すことしか無かった。
汗明の錐と蒙武の槌が激しくぶつかり合った。滾る力と最強の矜持を競い合い、破壊力と強度を削り合った互いの武器がきしむ音が聞こえる。耐え切れず破壊された武器の主は…汗明の方だった。
遂に決着の刻がと両軍の兵士と仁凹が瞠目し、愛用の武器破壊に流石の汗明も刹那、戦意が途切れる。蒙武はその隙を逃さず第二撃を振り上げていた。直ぐに背の剣をつかむ汗明だったが…。
乱入者共キタ━━Σ(゚д゚;)━━!! 蒙武の背後に媧偃が長槍をひっさげて襲い掛かる。両軍兵士、汗明は一騎が迫ることのみ気づくが何をするのか分からない。しかし、媧偃が槍をしごく前に蒙恬がその場に追いつく。これで蒙武と秦軍が気づいた。
乱入者の戦。 媧偃は止む無く蒙恬に槍を向けた。媧偃の槍は速かったが蒙恬がなんとか受け流す。躱した蒙恬は媧偃に剣を首筋に突き刺す。 もう一押しする蒙恬だったが、媧偃が槍の柄を使って無理やりに引き離す。離された蒙恬は馬も御せずに更に飛ばされ…父と汗明の一騎討ちの場まで転がり込んでしまった。 瞠目する父、仰天する蒙武軍。
ヾ(.;.;゚Д゚)ノ貴方のその感情は理解できる。。。 しまったと思う蒙恬。 邪魔に嚇怒した汗明は至強を決する舞台を汚すな下郎がァと叫び、即座に背の剣で蒙恬を斬り捨てる! よりにもよって汗明の憤怒を蒙恬が買ってしまったのだった。⇒
イ(/□≦、)ヤアアアア━━父親の目前でぇええ蒙恬があああ(。>0<。)━━!!!!!!
何が起こった、目の前で息子が剣と馬ごと斬られ、蒙武は動きが止まる。その場の蒙武軍は須らく驚愕する。動かぬ蒙武は返り血を浴びつつ目の前で息子が馬ごと崩れ落ちていくのを見る。
大魔王バーン( ̄▽ ̄)「うかつにも蜂の巣をつついてしまったな、汗明。」 動かぬ蒙武に何が起こっているか知らぬ汗明はどうした、勝負はまだついておらぬぞと吼えて一騎討ちを続行しようとする。 そして、蒙武の中で何かが弾ける。 次の瞬間、
( Д) ゚ ゚汗明は剣を砕かれ左の頭部から肩までつぶされた━━!! 嚇怒の形相の蒙武はその一撃で汗明を死に体にせしめる。尚もさいきょうはと口にする汗明。 遠くから仁凹がやめろと言うも、蒙武の次の一撃は汗明の頭を完全に潰したのだった。
ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉー勝った嗚呼ヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー
( ̄Д ̄;; 至強と無双を決着せしめたのは、戦を抜け駆けしようとした媧燐の助平根性だったとは。。
quotation:義風捫虱堂「戦いは犯してはならぬ事があり、予想できない事は怒る起こる 至強と無双と(後篇) 」 120927
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