信発キングダム 351話
#「李牧の決断」
李牧の下に晋成常が駆け付ける。何をもたついておられる、とっくに気づいておられるはずだと李牧に言う。 悔しいがこの戦の勝敗は既に決してしまったとまで言う晋成常。本陣の幕僚たちも息を呑む。⇒
皆も分かってはいるだろうな…。
分かっていますと李牧が答える。そして、命令を下す。
- 東軍は南道に向かう。
- 北軍は西軍の生き残りを拾って南道に向かう。
- 南軍は殿軍として時を稼ぐ(遅滞作戦)。
全軍退却! 命令を聞いた幕僚たちが合従軍敗戦を知る。 李牧は退却戦の指揮を晋成常に任せ、殿軍に当たろうとする。
だが、晋成常はならんと拒否する。この地で絶対に命を落としてはならない人間はこの大戦の責任者である貴殿である。合従軍の落としどころを示す“責務”、結果はどうあれ最後まで完う(全う)されよと戦の行く末を託す。かたじけないと李牧は晋の心遣いに謝する。
殿は老人の役目ですと晋が笑う。晋は龐煖殿も退けねばならないがとうしたものかとそのあたりを心配した。それには李牧が…。
尚も戦おうとする信と龐煖。立ち上がろうとする信だがまた片膝をつく。龐煖は顔から血が噴き出て身体が落ちる。
「有り得ぬ、あんな小僧にこの俺が深手を… そもそもなぜ俺が深手を 力負けを。起り得ぬことが起こっている。 何だ……何なのだ貴様ら は…!! 」
信から受けた傷が深く血を吐く龐煖。有り得ないことが起きていると信じがたい現実に宝剣は激しく動揺していた。
その時に傷が深手だとみた趙の騎兵が信と龐煖の間に割って入る。飛信隊も遅れて信を守ろうと前に出ようとする。趙の騎兵たちが龐煖にお下がりをと言うが、返ってきたのは納得いかない勝負に割りこまれて怒る龐煖の矛だった。 邪魔するなと騎兵を斬った龐煖。味方すら容赦ない武神に飛信隊が唖然とする。その中に晋が傍まで寄ってきた。
「一度足元を静かに見直せ。さすればすでに答えは出ている。暗闇の中でそなたは道の終着の地に立っている。」
晋が李牧の言葉を伝える。⇒コントロール上手いなぁ李牧。 道の終着の地と言われて、龐煖が頭を少し冷やす。
晋が武将として貴方の事は分からないけれど、道は意味のあることと理解していますと話を続ける。 退がってください、これから全軍退却するので道半ばで倒れるのは貴方も本会ではない筈だと諭す。 全軍退却の言葉に尾平たちが反応する間、
龐煖の馬が主の下にやってきた。
そして、龐煖は馬に乗る。今一度だけ見逃す、だが名を覚えておくぞ信と四度立ち会った少年を敵として認める。 そして、龐煖は退がる。その様を見た飛信隊は隊長があの龐煖を退けたんだと歓声を上げて喜ぶのだった。 だが、それを見ていた山界軍は秦王の敵だとして追撃しようとする。当然だと端和様も追い打ちを命じる。
追い打ちをかける山の民たち。しかし、最初の一撃を晋が斬り捨てる。キャンキャンと言う晋が怒りに震えていた。
晋 「山猿風情が許さぬぞ。部外者の貴様らのせいで今この時、中華の歴史がねじ曲がってしまったことが理解できておるのかァ!!」
吼える晋。⇒ ( (・(ェ)・;))無念さ一押しよのう。。。 それに当然、理解していると直ぐに端和様が返答する。
だがこれは気まぐれな干渉などではないと端和様は語る。晋の顔を険しくさせ、尾平たちが端和様の言葉に振り返る。
400年前の秦王繆公の生んだ盟、そして現秦王とこの楊端和の結んだ盟によるものだと義を明らかにした。 そ、そんなものとうろたえる晋に端和様はそれ以上さえずるな平地の老将と言葉を遮り…。
端和様 「黙って貴様らは敗者として史に名を刻め。」
端和様の問答無用に圧倒される敵味方。猿が人の言葉をと晋が強がるが、端和様は容赦なく全員抹殺命令を下したのだった。
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・*これぞこれぞ端和流の「だが、でって言う」バージョン━━━━(゚∀゚)━━━━!! ゚.+:。(・ω・)b゚.+:。そこにしびれる、c(>ω<)ゞあこがれれるうううう!!!!!
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