信約キングダム 343回
キングダム 第343話
#「6日めの檄」
信は大王の説得に失敗した。わりぃと昌文君の目をそらして謝る信。だが、その顔に深刻さがなかった。
かたや説得失敗をきいた昌文君と参謀たちは嘘だろと言わんばかりの形相で愕然となる。介億だけはなぜかフッと笑みがこみあげていた。⇒KYの介億さん素敵だ(ただ違う空気だけれど)
萌腐女子キャラのてへぺろのノリ(笑)で詫びた信に昌文君はキレる。
事の重大さが分かっておらんのかと昌文君は殴りつけようとする。 しかし、信は怒る昌文君の拳を片手で受け止める。
大将の政が最後まで諦めないなら、最後まで俺たちはとことんつきあうだけだと信は言う。らしくねーぞ、いつもの粘り腰見せてみろと逆に昌文君を励ます。
〔秦軍〕
六日目の蕞の朝はこれまでの朝とは大きく違っていた 声もなく足音すらひびかない
ここまで気力だけで戦ってきた民兵達はその拠り所であった政が倒れたことで抜け殻のようになっていた惰性で配置についてはいるものの戦意そのものが蕞から消失していた
それを見る貂は辛そうにまた涙が出そうになり、うつむく。が、後ろから信にケツ氏と尻を掴まれた驚きで悲しみが吹っ飛んだ(笑)。奇声をあげた貂はすぐさま信を殴る。今度は当たった
。
こんなときにふざけて、政のことだって何考えてんだよと真面目に貂が怒る。信は少しは元気でただろと言うが、出るかバカ(涙でるわぁ)と貂は怒ったまま。機嫌悪い貂に構わず信が元気でた、誰もいないところに向かってこの人は元気でたよと喋る。 ふざけたままにみえる信に貂は怒る。
そんな貂にやっぱこういう時は元祖三人組から盛り上げないといかんと大真面目で信が励ます。今日が本当の大一番、正念場だと政の言葉を貂に伝える。信は下を向いている場合じゃねえ、全力でぶつかるぞと貂に言って配置に向かう。道すがら気力がなえている尾平に檄を飛ばしていく信。そんな信をみても貂はまだこの先に希望を掴めないでいた。
〔趙軍〕
李牧が矢継ぎ早に軍に指令を発する。
- 四方同時に総攻撃を始める。
- 城壁の裏側へ回り内から城門を開けること
- 突入部隊(傅抵・カイネ隊含め)は城門前に移動・待機させる。開門と同時に雪崩れ込み中を制圧せよ。
- 目的は秦王の捕獲! これを成せば咸陽も落とせる。絶対に秦王を見つけ出してとらえること。難しい場合は生死は問わない。⇒ ( ^ω^ )バーミリオン会戦前にラインハルト様がやった作戦説明を思い出すわ。。
- 外輪の包囲部隊はいかなる者も外へ出すな。秦王が趙兵に扮して脱する恐れがあるから怪しい者は斬っても構わないと。
この一戦で全てを終わらせるぞと檄を入れる李牧。檄と作戦説明をもらった全軍が配置につく。
六日目
南壁の右半ばまで制圧される。左も同じく城壁の階段まで敵の手が達しようとしている。
東壁は麃公兵の手が回っていない左隅が危機。
西壁も全面押されている。
北壁はここからの目視でも相当数の敵が登っている。
西壁危機 昌文君が早くも乱戦参加
。
東壁も壁殿が参加。
南壁も押されています。。。
本陣には急報と危機報告しか入ってこなかった。参謀達は何一つ手を打てない。貂は顔を伏せ、金良にいたっては腰を抜かしていた。
だが、突然、大喚声が上がって、参謀たちが驚く。蒙毅は階段を奪われたかと目下の階段を見るが無事だった。では何の喊声かと参謀たちが目にしたものは…、
大王様、馬上にて閲兵!!
(始皇帝 それは乱世に終息を、最後まで普く民に希望を与え続けた男!!!)
大王様は煌びやかな軍装に剣を振り上げ、元気な顔を見せている。 戦意を失っていた民兵達は元気な大王様を見て戦る気が上がる。希望を取り戻した民兵達は感激の涙と共に大王様ぁと吼えて敵兵に向かっていく。
城壁の大喚声に驚く趙軍本陣。李牧はすぐに秦王が出てきたのだと分かった。隠す必要が無くなったのでさらしに来ていると秦王の手に気づく。しかし、生死不明の重傷ではなかったのかとこの戦いへの一抹の不安を感じる。
実は政はこの時 意識を保つのがやっとの状態であった 昨日の多量の出血で体内には生命をつなぎとめるギリギリの量の血液しかなかった
血の気の引いた肌は女ものの化粧が塗られている そのことを知っているのは周りを固める護衛と昨日 話を聞いていた信だけであった
飛信隊からも大王の姿が見え、仲間たちが喜ぶ。事の事情を知ってる信が政を見る。政は信の視線に気づく。 信はただじゃ起き上がらねえヤロォだと政の大きさに感心する。その大王を見た敵兵が討ち取ろうと向かっていくが、即座に怒った信が無礼討ちにする。
信は政に早く先に行けと叫ぶ。昨夜言った通り、南壁は俺達が守り抜くと。秦の言葉に頷いた大王は他の壁に移動する。
王の檄、そして将の檄!! 政の檄に応え、今度は信が飛信隊のヤロォ共と大音声で叫び始める。
ようやく俺達の本領を発揮できるぞとかます隊長の信。敵に勝る城壁の上で敵を討つなんてガラじゃないと。
―俺達はっ圧倒的不利な状況でこそ力を発揮する部隊だ! 城壁に敵が満ちてやっと本気で戦えるぞと剣を振り上げて叫ぶ信。圧倒的劣勢を自ら口にする隊長に朱亥、田永が何を言っているかとはったりに呆れる。
はっきり言って民兵達は十持っているうちの二十を出しきった 。民兵の現状に隊の皆が深刻な顔になり、隊長の言葉に聞き耳を立て始める。
だったら俺達は十持っているうちの三十を出す。飛信隊の皆が奮戦モードに入ると腹が据わる。
ちなみに俺は百を見せてやる! 仲間に自分の底力をみせてやると意気込む隊長の檄に飛信隊の皆が奮い立つ。 泣けてくるぜ、うちの大将のバカさ加減はと皆が負けじ魂を呼び覚ました飛信隊。俺は百十、百二十だと燃え猛ってきた。 その檄は高台にいる参謀たち、当然に貂にも聞こえる。 まだ本当に諦めてないのかと泣けるほどに貂の心に響いた。テンと叫ぶ信。
分かってるよとうつむいた顔を挙げて怒鳴る貂。頭脳が漸く動き出す。
民兵は後方と左右に移動して飛信隊に場所を空けさせる。
隊は信、楚水を将にして二分させる。
田有、竜川の代わりに中鉄、田永とす。
必殺部隊に崇原、去亥。渕さんと尾平は全体の支援。⇒尾平って目配りできるの?
飛信隊、敵を殲滅せよ! 娘軍師の采配による飛信隊本来の戦闘が南壁で始まった。
(。>0<。)続けることの偉大さかな。 希望を信じ続けること、与え続けること。
m(. ̄  ̄.)m 義風捫虱堂によるキングダム連載感想記事の更新はこれにて閉じます。
(TωT)ノ~~~ 100話から始まり、五年以上まで亘った記事へのご愛読、心よりありがとうございました。 ブログを初めてから今ではすっかりキングダムの虜となってしまった管理人。 キングダムを読むことは止めませんので、また落ち着いたらどこかツイッターでもフェイスブックでも別のブログなんかでもお会いしましょう(笑)。
;:゙;`(゚∀゚)`;:゙毎週早く感想記事をアップするのは大変でしたが、楽しかったなぁ。。
φ(・ω・ ) ううむ、あのときは感慨あったよなぁ。
quotation:義風捫虱堂「最後まで続ける」 130523
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