信発キングダム 367話

＃「相国の肚」
　宮中の勢力争いはヒートアップ！　自ら蕞の戦に身を投じて国を救ってみせた大王・政と政の活躍を傍観⇒傍観だぁ？消そうとしていたのにぃいい？？　することしかできなかった相国・呂不韋。　激化をたどるこの二人の勢力争いの構図は―

(*ﾟ∀ﾟ)=3 昌文君の鼻息が荒い程に大王派が呂氏派を互角以上に上回りｯﾊ――!!　呂氏派は維持がやっとの体で、大王の下には続々と人材が集まってきていた。　このまま一気に畳み込むぞと昌文君は息巻く。　しかし、大王、昌平君、介億は黙っている呂不韋に注視していた。

o(；△；)o　だが、呂氏派は昌平君を去らせたほど本当に勢いが落ちていた　大王派は成蟜まで暗躍して人が去っていた。皆は昌平君をもう一度招こうと言ったりするが、呂不韋は退屈じゃと乗り気でなくさっさと寝てしまう。呂氏派最後の柱である李斯はこの状況をなんとかせねばと強く思う。⇒豊臣末期の石田三成状態よのう。。。　数日後には呂不韋は顔さえ見せなくなる。やはりこの俺がとなんとかせねばと策を考え中に、仲間が替え馬まで引いてきて急いで相国様の別邸が大変なのと知らせてきた。

別邸では王宮よりはるかに多くに人材が集まってきていた。驚く李斯早く中へ、大変なのと急かされる。中に進んだ李斯が見たものは…。

秦国は昨年合従軍に攻め込まれ国土復旧のために大きな財政難の中にあった。今、民はおろか王宮内の大臣たちですら節制の日々を送っていた。国全体が貧しいのである。　

しかし、その中にあって　そこだけはまるで別世界の様であった。

乱痴気騒ぎの大宴ﾓﾋｬ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!ｱ、ｱﾘｴﾈｪｴｴ━━Σ(ﾟдﾟ;)━━!!　象が啼き、鳥は飛びかい、金を空にばらまく楽隊の者達。　音曲に歌伎は舞い、下では貴族たちが宴に酒食を楽しみ、池では酒と女を抱えながら悦に浸っている。中には裸体の女を抱え、放り投げる無礼講騒ぎまであった。

(　Д)　ﾟ　ﾟ　(# ﾟДﾟ) なんだ　これはァっ━━Σ(ﾟдﾟ;)━━!!　李斯も仰天するばかり。⇒現代ならツイッターでたちまち炎上だな。　はっはっ良い反応だ、李斯よと後ろから相国が現れた。　このらんちき騒ぎを問う李斯。相国はなに最近どこもかしこも辛気臭いので気晴らしにぱーっとやろうかなとしかけたと。　
　唖然とする李斯。　呂不韋は李斯に宴をみせる。おかげで大勢の人が集まり、全員が有数の実力者であり中には他国の貴士族もかなりいるぞと言う。　彼らを呼んで一体何をと李斯が聞く。　決まっておろう、全員客として抱え込むので、大王陣営を遥かに上回ると言ってのける。

　(　Д)　ﾟ　ﾟわけわかめ～～～　ちょっとお待ちをと李斯が諌める。象が啼いていると相国は言うが、李斯は続けて言う。陣営は太りますが、あの人数を囲う金はどうするのですか、その前にこの大宴の資金は一体どこから、まさか国の財源に手を出したのではと疑問が尽きない。　そんなせこいことするかい、儂の蔵を少し開いてやっただけじゃと仰天する事実を告げる。⇒呂不韋よりせこい真似する昨今の政治家たち、よく聞き置け。　

　私財でこれをと李斯は予想以上の力に驚くばかり。　これほどの怪宴に膨大な人材を囲む大金が蔵を少しといってのける相国に、どれだけ蓄えておられるのだと震えがくる。軽い一手で再び突き放された大王派の顔が見ものじゃと相国は余裕しゃくしゃくであった。　その場にインコが来て李斯にアタマデッカチと喋り、法の番人が不機嫌になった。笑う呂不韋。
　相国に我々が不甲斐ないばかりに呂不韋様の私財を使わせてしまいましたと面目なさをわびる。　構わぬと相国は気にしない。そろそろ本格的に準備に取り掛かる時期じゃからなと意味深な話に入る。
　大王はこの五年で儂が思った以上に大きくなった。あの頃と違い、真に喰い甲斐があると。⇒敵は大きいほど倒し甲斐があると。　李斯に簡単に暗殺を考えるが、王を暗殺しても国は盗れないと言う。それは、民が納得しないから。　民が納得する形で儂が国を盗るには大きなカラクリが必要、全国民が目にする大きなカラクリがとでかい話をする。インコがﾍﾅﾎﾟｺと喋るが、李斯は相国の狙いが分からずに一体何をなさるのですかとあえて問う。相国はこれより一年半後の式典じゃと答える。　それに李斯は思い当たった。

　『加冠の儀』　王が成人の年を迎え、晴れて真の大王となった姿を世に披露する全土注目の大式典。　相国はその儀を狙うと李斯は仰天する。しかしと思う李斯に、相国はそこで儂は大王ごとこの国を余さず平らげるぞと宣言する。　ｵｶﾈﾓﾁと喋るインコを手に。

(lllﾟДﾟ)　相国・呂不韋、傍若無人ぶりいつもの平常運転でした。。。