信発キングダム 368話
#「兄弟の今」
成蟜に変化が…。 王弟・成蟜。政から王位簒奪を企てたが失敗する。その後、一族赦免の代わりに呂不韋打倒に協力することになった。 その成蟜は大王派にとって有力な存在になっていた。
呂氏派の切り崩しに辣腕をふるい、大いに功績を上げる。いまでは呂氏派の勢力は細くなりつつあった。だが、それだけではなかった。言葉少なく鋭気がはやる性格であったが、部下達への細やかさが出てきたのであった。 呂氏派の報復に護衛を必ずつけろと陣営に命じる。その王弟の変化に王弟派は頼もしく感じ、中でも傅であった老人は大王の影響かとその理由を察して喜ぶのだった。
その成蟜の第一夫人・瑠衣は成蟜に惚れてます。成蟜が去るところを大王や昌文君一派が上から見る。 昌文君たちはまだ成蟜に心許していません。⇒まあ、部下たち虐殺され、死にかけたんだから当然か。 それでも肆氏はなにか以前と違うと思っている。大王一派が成蟜に毒つくと、瑠衣が現れて我が夫・成蟜を辱めましたね、二心あると疑っている様子ですがと窘める。⇒
秦の王子たちは后運は大吉のようです。
無いと言い切れるのかと政は言い返す。 瑠衣は少しも悪びれずに、聞かねばわかりませんかと言う。瑠衣が話を続ける。
もう玉座に固執していたあの頃と違う、国を富まし強くするための道を、聖王の道について模索していると夫の変化を正直に語る。 そんな夫が無駄に国力を割く反乱などしない、本当に戦う時は呂不韋を倒した後で正々堂々と挑みますと言ってのける。
夫人が亭主の事を熱く語った頃、帰途にいる成蟜はあの時のことを思い出していた。
成蟜が変わったのは蕞の一件だった。
政が自ら蕞に出陣しようとするとき、成蟜がその前に現れる。 お前は王の責務を放棄しようとしていると。王は最後まで守られ、亡国の時はその全責任を背負う存在なのだと主張する。⇒ううむ、やはり成蟜なりに王の姿ってのはもっているんだよなぁ。
しかし、政はその考えを否定しないが、蕞に行く意思を変えなかった。その前に亡国の危機を食い止めることが、まず第一の王の道ではないか。無謀にみえようと、一縷の望みがある限り 俺は座して滅びを待ちはしないと。
最後の砦"サイ"の民を奮い立たせる力は王にしかない。かつてお前が言ったように、王が天(たか)い存在であるのなら、その理由は今この時のためにあると思わぬか。成キョウに自らの王の姿を語る政。
成蟜は以前もそうだったが、そこまで諦めぬお前の目標とは何だとその心底を初めて問うた。
政は宿願のため、俺は中華を総べる王になると。心中で驚く成蟜に後は頼むと言って、政は蕞に向かったのだった。
車の中でそれを思い出す成蟜。 呂不韋の如き狸に四苦八苦しておる体たらくで能天気に絵空事を語るな、愚か者がといろんな気持ちが入り混じって叫ぶ成蟜。 やはり変わらぬと上から見ていた大王派がそう思う。 それでも瑠衣は政にどうか兄弟手を携えて末永く国の繁栄を末永くと篤い礼をして去っていく。
だが、これ以後に信じがたいことが起る。その成蟜の反乱であった!!
……(ノ゚ο゚)ノミ(ノ _ _)ノ( Д) ゚ ゚ 何が起こってる!!
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