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信発キングダム 361話

#「変ずる理由」
 蚩尤・連の強さに劣勢の羌瘣象姉をだまし討ちして楽して祭をくぐったくせに、それだけで強くなれる筈がないと羌瘣は言う。 連はお前の姉・象を殺しても祭は続いていたぞと話す。そして、最後の敵は同じ幽族のもう一人の代表者であり、連の実の妹だったと。衝撃を受ける羌瘣に連は同族から二人選ばれる意味がそこにあると答える。情を排除するためにあえて…。⇒エグイがよくできてるシステム。。。伊達に長く続くわけじゃないのだな(汗)。

 しっかり想像してみろそう告げる連。象姉の心臓を祭で貫けば、怪物になるには十分な理由であろうがと笑い、自分がその体現者であることを示す。最後に自分の妹のその心臓を赤鶴で貫いたからこそ蚩尤に化けたのだから。 
 だが、いつでも祭がそううまく行くわけがなかった。先に片棒が死んでいなくなったり、自分が死んだりするからだ。故に本当の祭をくぐって本当に蚩尤となったのは歴代でも何人いるかどうかなのだと説く。 しかし、連が蚩尤となった祭、象姉が死んだ祭はその数少ない本物の祭だった。

 「あれは完璧だった。完全なる狂乱の宴であったぞ、羌瘣。」 

笑いながら話す連は本当に蚩尤と成り果てたのだった。 それでも立ち向かう羌瘣。しかし、連の強さは圧倒的であった。
 羌瘣の早さをかわし、喉に膝蹴りを叩きこむ。剣で止めを刺さずに膝蹴りで顔面を執拗に叩きこむ。幽族たちがひくほどの執拗さであった。⇒鼻つぶして呼吸を苦しくさせる効果も狙ったのか? まさにボロ雑巾になっていく羌瘣。それを連の手下達を振り切った羌明が見る。その気配すら連は気付く。 行って来いと手下たちに命じる。呼吸がまだと難色を示すが、連の命令は変わらず。 手下たちは羌明を倒しに向かう。 手下達が振り返ると、まだ羌瘣は動いて連に向かっていく。 まだ動けるのかと思わせるほどに羌瘣の戦意は切れていない。
 だが、連はうっとおしくなったのか赤鶴を抜いて斬る。羌瘣はなんとか止めるが、止めきれずに飛ばされる。とうとう意識が切れる。羌明が叫び、やっと死んだと幽族がほっとする。

 圧倒的だった連の強さ。心底打ちのめされた羌瘣は象姉に幾度も謝っていた。仇が取れなかった、ズルする弱い奴だと思っていた相手は妹すら殺せた本当の蚩尤だった。呼吸も尽きかけ、何もかも残されていないの…。
 闇に沈んだ意識の底で光を見る羌瘣。その光は確か自分が持っていたもの、忘れていたものだった。光の中で羌瘣が見たものは…、

キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノ飛信隊がぁああああヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ 帰る場所キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ぅぉぉぉー* !!!!!  大地を埋め尽くす兵達。飛信隊の隊長・信、田有、昴がいる。たなびく飛の軍旗。

呆気にとらわれている羌瘣に信がどーした、寝ぼけてんのか、しゃきっとせーいと背中を叩く。思いっきり叩かれ、怒った羌瘣が逆に信の顔を殴る。 さーて一発ぶちかまそうぜ、飛信隊副長の羌瘣と檄を飛ばす信。鼻血は出ているが元気である。

自分にあるもの、歩いてきた道で得たものを羌瘣は思い出す。ああ、そうかとボロボロの顔に涙が流れる。 まだ、自分の中に確かに脈づく力がある。

そういうことだったのかとボロボロの身体で羌瘣はまた立ち上がる。 連も驚く。

(σ・∀・)σゲッツ ボロボロとなった羌瘣が奥底でつかんだものは。。。。

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