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◇第387戦◇ 

#「交換」

              

 お前の欲望はどこにある。凱孟は貂にそう切り出す。欲望と言われ戸惑う河了貂。 女だてらにこんな所にいる貴様にはそこいらの女にはない桁外れの欲があるに決まっておろうがと凱孟が楽しげに話す。型にはまらず欲のままに動く姿勢は悪くない、小さい頭一つで万の男共を殺すことに欲を覚えるのかと言われると、貂は違うと答える。 ではやはり信かと凱孟が言うと貂は黙る。 

 貂の反応を見て凱孟はそうなると信の事が気になると言い出す。年若き女を戦場に引っ張り出してくる信とはどれ程の男か⇒そ、そういえばそんなことをしていた将軍とあなたは戦って知っていたんじゃなくて? 昼間の戦いではあの若さで戦の場数では足りないとてつもなく重き一撃を放っていたと。

 信とは何者か?お前は信のことをどう思い、心の底でどうなりたいと願っていると貂に問う。女軍師として戦場などにいる貴様が命懸けで前欲望をぶつけてみろと凱孟はけしかける。その内容次第で殺すか返すか決めると。

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捕虜交換

 一日目夜、飛信隊の人質交換の申し出に対して凱孟軍は応じる。信たちのいる幕舎に敵の老兵が伝者としてきた。内容は交換は了解、明朝に両軍の中間にて行い、そちらが五千を出すならこちらも五千を出すと。

 二日目朝、両軍が出てきたが凱孟軍の数が五千以上いるので隊に動揺が走る。兵数の多さに尾平らは震え、田永は騙されたのかとうろたえる。我呂は乱戦準備を配下に命じ、羌瘣も左右の端の動きに注意せよと部下に命じた。⇒数が多ければ包囲が常套だからな。 
 信は荀早を連れていた。 荀早は博打が過ぎる、騙し討ちにあうとか考えなかったのか、この形で戦になれば無防備なオタク等は全滅だとつぶやく。うるせえと信が言う。飛信隊の目の前に乗馬した凱孟と横に貂がいるのが見えた。そして、

 ∑q|゚Д゚|p なんと最初にこちらを放す、そっちも放せと凱孟から捕虜の解放を宣言した! 敵からの捕虜解放に飛信隊が驚いた。田永は簡単すぎて企んでいるのかと言えば、我呂や羌瘣も一層に警戒する。信もしかけがあるのかと呟いてみる。それに荀早はまさか凱孟様だぞ、とりあえずはおたくらの交換に出る賭けが勝ったということさと凱孟に向かって歩く。先に河了貂も飛信隊の方へ歩いていた。 まだ気を抜くなと渕副長は部下に言っていた。 両者が交差するとき、荀早がどうもと挨拶するが貂は何も言わずに放心したままで歩く。

                         

★゜・。。・゜゜・。凱孟の幕舎 。・゜☆゜・。。・゜ ゜・。。・゜ ★゜・。。・゜゜・ 。。・゜☆゜・。。・゜゜・ 。。・゜

 言え、欲望をと凱孟が貂に問い詰める。しかし、貂は言葉が出てこなかった。黙っているので凱孟が女たちに剣をよこせと言う。 斬ろうとして剣を抜こうとすると、貂はやっと喋る。

 俺は信の夢がかなってほしいと願っている。凱孟がそれだけかと食い下がると、俺もあいつと一緒に幸せになりたいと言う。 女たちが驚いた顔をし、答えを聞いた凱孟が剣を収める。 凱孟はだったら隊をやめて家に帰れ、貴様のよくな女の欲だと断じる。

 好いた男と戦場に在って添い遂げようとはムシが良過ぎる、このままいけば必ず最悪の結果を招く、女ならばさっさと戦場から去れと言い放つ。⇒事実、最悪の結果招いた某将軍がいたなぁ…(汗)。 
 貂はいやだ、俺も戦場で戦って幸せになるんだと必死で叫ぶ。凱孟は女の身でわきまえぬ強欲よと揶揄すると、貂も悪いかと抗弁する。 貂の反応をみて凱孟は実はこっちも荀早が捕まって難儀しておったのだと都合を言う。 いいだろうと言うと凱孟は信の元へ返すことにした。

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 信の下に戻った貂。大丈夫かと信が言うと、うんと答える河了貂は後ろから信の馬に乗る。 凱孟は荀早におまえのせいでこじれたといいつつも戻ってきたのをうれしく思う。河了貂から色々聞いた凱孟は飛信隊の信はなかなか面白い相手だと楽しげだった。

 二人乗りで進む信と貂。貂は飛麃を中央、左右両翼に信と羌瘣で前線を突破する作戦を出す。俺の迷惑で出遅れたから必ず取り返して、勝とうと言う。最後に俺は何もされてないよと言うが、信は分かっていた。

 飛信隊は二日目にようやく前線一万と戦う。

 その二日目に王賁・玉鳳隊は一日目で前線を討ち破り、奥の予備隊に迫っていた。もう一人の魏火竜(紫伯)が動き出そうとしていた。

             

(*^-^) つくづく「キングダム」という作品は戦いと人を描いているなぁと改めて感慨を深くします。

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