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◇第394戦◇

#「見物」

 

 

 霊鳳と騰 霊鳳は戦の勘で今日はやはりなにかあると強く感じ取っている。だが、全体の戦局の俯瞰図から考えても気になった点が見つけられなかった。探りの為、部将の乱美迫を騰軍にぶつけることに…。 騰が乱美迫がこちらに向かってくると知る。探りに来ていると分かってるので、配下の兵達の狼狽えにも平静としている。なにしろ、自分が動く作戦ではないのだから。 新たなる力となる若手三将がどう本陣に迫るのかと騰は見物だと心中に高鳴りを覚えるのだった。

 関常 関常隊が奮戦している。配下の宮康、松琢が関常の周りを倒しながら、こういう戦いはうちらしくないと愚痴る。突いては引くが本来のうちらの戦いですとも言う部下に心では応じるも関常はこれも“玉鳳”の戦い方だと宥める。しかし、さりげなく自分は休んでいる。
         

 ○**○оo。Σ⊆(・∀・⊂⌒つなぜ関常が奮戦しているのか...。

  王賁が早朝の作戦会議で余力のある関常隊千人で敵中央五千を叩くように命じる。 

 隊長の作戦に番陽が目を見張り、関常は冗談ですかと思わず言葉を返す。 

 王賁は両翼との間に予備隊を置き中央との戦いを援護するから少しは戦力差を埋められるとそれに答える。関常はならばご自分でやればいいと言う。こちらは機動力重視の部隊だからそれだと長所が活かせない、両翼のいずれでこそ力を発揮するのだと更に言い募る。だが、紫伯軍との戦いに機動力はいらないと王賁が言う。 そこまで言うのではと関常はでは若君はどこにと問う。王賁は紫伯が現れるまでお前たちの後ろに隠れていると言う。。゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。°。

 紫伯  関常隊の奮戦は紫伯軍の中央を圧迫していた。援軍要請の伝令が紫伯の下に入ってくる。瞑目している紫伯は季歌の面影を追い、それがまた闇に消える。紫伯は全騎出撃、一人も残さず息の根を止めると言い放って動き出す。

紫伯本隊が迫ることに関常が気付く。いよいよ山場かと腹を据える関常は隊を組み直し、紫伯軍と正面から受け止めて、敵の足を止めようとする。

  凱孟軍精鋭が歩兵を潰せと畳み掛けている。信の周りを固めている渕さんは必死になって隊長の信に敵を近づけさせぬと踏ん張る。騎馬でゆっくりと前に進みながら信は捨て身で呉鳳明本陣を目指すと腹を据える。そして、友軍の王賁にへますんじゃねえぞ檄を飛ばして凱孟と直接対決に挑む。

 録嗚未 高台で盃の酒を飲んでいた。この戦いが自分でなくあいつらの名を知らしめるという乗りが糞悪いと悪態をついている。 そして、悪酒を飲んだ録嗚未は頃合かと盃を投げ打ち、戦闘モードに切り替える。 ガキどもめが来ぬ時は分かっているであろうなと打ち据えるつもりで録嗚未は自分の部隊を遂に動かした。

 王賁 中央の関常隊が紫伯軍本隊に苦戦する。手塩にかけた兵が次々と討たれて関常がやりきれなさを心中で唸る。その乱戦の中を斬り裂いてくる騎馬隊があった。やはりの紫伯が関常隊の前に現れる。
その前に王賁が進み出る。伝説の名に恥じぬその槍さばきに敬意を払いつつ今度こそ貴様を撃ち倒すと宣言する。 

玉鳳隊隊長、王賁参る! 紫伯と王賁。第二ラウンドが始まった。

 

ι(´Д`υ)アセアセ なぁあんか、これだけで決着できそうな気がしないんだよなぁ。。思いもかけぬ援軍でもありそうな気がする。。。

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