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先登

#504「趙の国門」

 最初に桓騎軍が趙軍に激突した! 後ろにいる飛信隊が前に出てくる。新兵の干斗が田の前に出て、その光景を目にするのだった。 干斗らの横に隊長・信が現れ、同じくその光景を見る。 桓騎軍と趙軍の戦いが始まってやがる! 桓騎軍、趙軍ともに激しく殺し合う。 

連合軍戦、初戦の火蓋が切られた

|ω・)初陣が必ず望む試練の一歩 初めての戦場を見る飛信隊新兵たち。殆どは殺気の渦で震える。に、兄ちゃんと生唾を呑む弓矢兄弟の仁。 干斗は何かに気付く。

 王翦将軍の本隊が桓騎軍を無視して先を進む。新兵らがひどい、数で囲めばいいのにと文句を垂れる。しかし、貂軍師がこれでいいと言う。 趙軍の目的は足止めだからこちらが付き合う必要はないのだと。 田有三百将が敵も四、五千はいるから桓騎軍にも犠牲が出るぞと言う。 
 その横から…、楊端和軍も乱戦を無視してさっさと行軍する。 これが連合軍の強みだと貂は言う。 桓騎軍が更に印一家を前線に出そうとしていた。

 今回の三軍は黒羊級の戦いならそれぞれ各一軍で対勝利できる強軍、つまりこの連合軍は三つの大局面に同時に対応できると。
 田有、田永だけでなく新兵達も貂の今回の連合軍に驚く。 仁は大局の意味が分からず兄・淡が黙ってろと困った。信と貂が昌平君の話を思い出す。

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この鄴攻めでは戦いが進み戦局が複雑になればなる程、連合軍で臨んだ強みが発揮されるだろう。逆に発揮できねば勝ち目はない。
そして、更にそこにお前たちの力が必要となる局面も必ず現れるだろう。

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 信隊長が王翦軍に続いて行軍すると命令する。 敵に桓騎軍が対応しただけ、参戦も観戦も無駄なことだ。 今後には俺たちが対応することもあるが、今必要なのは李牧を後手に回したまま王都圏に突入することだと皆に目的を明確に伝える。

 作戦目的を明確にした上で信が飛信隊に檄を飛ばす。 皆が命令に従い進軍する。一人、那貴が嘗ての桓騎軍の戦いを暫し見つめていた。 しばらくして副長の楚水が那貴にいくぞと声をかける。 那貴もッスと応じて馬を進める。⇒ (*^-^)やっぱり楚水さんは飛信隊のいぶし銀っすねー!!   
 

連合軍は行軍中、数度、趙軍に道を阻まれたがその都度、王翦将軍は別動隊をぶつけ本軍は着実にその歩を進めた。  玉鳳隊が別動隊に出たり、飛信隊はさらに進んだりした。

つまり趙は秦軍の足止めを図ることは一切できなかったのである。

【 咸陽 】
 王宮に着いた伝令より、連合軍は金安から進路変更して順調に行軍、伝えてきた鳥の移動時間を考慮すると現在は郎土辺りまで進軍しているという。
 報告を受け、群臣達が早過ぎると騒ぐ。昌平君は丸一日も予定より巻いていると言い、介億は流石ですと褒める。

郎土を越えれば列尾まで二日で到達できると言う。昌文君も顔色が変わり、列尾の戦況を思う。政も今後の激戦を思いつつ、いよいよかと心中で思い地図の列尾を見る。

【その頃、秦軍は夜営】
 飛信隊も夜営して行軍の疲労を癒す。尾平達の笑い声がそれを物語る。

 だが隊長たち幹部たちは作戦会議で顔が引き締まっていた。列席者は信、貂、渕、羌瘣、田有、楚水、我呂、岳雷、那貴。⇒ (゚0゚)いきなり那貴さんは幹部です

(*゚∀゚)=3明日か明後日には列尾に着く。 貂は念を押すように説く。皆の顔を引き締まる。我呂は趙王都圏の入り口をふさぐ蓋ってことだなと言えば、貂も秦で言えば国門、函谷関だと力説する。 か、函谷関と渕の顔がこわばり、皆も緊張する。

щ(゚Д゚щ)だったら何が何でも列尾をぶっつぶさねぇとな。信の闘志は高まる。渕もいよいよ本番の始まりと言う。 
 楚水が王翦将軍から何か作戦のようなものはあるのですかと貂に問う。貂軍師は何もないと答える。 我呂が大丈夫か、国門攻めだから全軍総攻撃じゃないのかと不安を述べる。 貂も我呂の意見に半ば同意し、列尾攻めに出し惜しみはしないと自説を述べる。

 もたつけば列尾の奥が固められるし、李牧も王都圏に戻ってくる。列尾は着き次第、電光石火で落とさなければいけない。 故に策士王翦は列尾を落とす戦術を深く練っている筈だと。 我呂がだったら見ものだ、王翦将軍がどうやって列尾城を落とすのかと期待する。

 明日か明後日か分かんねぇが俺らもそこでどんな役目があるか分からない、しっかり気合入れとけと信は檄を飛ばす。 だが羌瘣がそこで口を挟む。

( ̄ー+ ̄)明後日じゃない、明日だ。 羌瘣の勘を信じる信は皆に明日だと檄を改めて飛ばす。 皆も応じた。

羌瘣の予感的中!明日、金安から十日目で秦軍は列尾城を目の前にする。 巨大な城壁に息を吞む王翦軍。

 斥候からの報告は列尾の奥に敵の大軍の気配は無いという。趙王都圏の軍より早く着いたと。
 部隊長たちが真かぁと喜び、二十万の大軍を興すのに手間取ったせいだと言う。中にはまさか王都圏が狙われると思わなかっただろうなと言う者もいた。

 第一大隊隊長・亜光と第二大隊隊長・麻鉱がいつでも動けますと大将の王翦将軍に進言する。
 しかし、王翦将軍は二人に待機を命じ、次の命令を下した。

王翦「楊端和の軍勢と飛信隊を前に呼べ。列尾は奴等に落させる。」 亜光と麻鉱だけでなく王翦軍みなが驚くのだった。

Photo(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ さっすが王翦将軍、いついかなる時でも自分の主力軍を削らないことを選択する。

 そこにしびれる、憧れるっうううう!!!

 

凸(`Д´メ)んなわけあるか!!

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