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翻弄の末に

キングダム第532話

#532「信の刃」

 本能型の嗅覚から信は李牧を狙いに動く。

 他の部下達も隊長の勘を信じて動く。一人が旗を掲げようとしたが、我呂がそれを止めさせる。周りの紀彗軍の気が麻鉱軍に向けたままの中を飛信隊が疾走し始める。

 その原因を作った李牧は背後で発生した自らの戦果を確認する。傅抵が一方的な流れになったなーと笑う。カイネは当たり前だ、そのために李牧様は危険を冒したのだと言う。
 傅抵は危険だと思っていたら逃げるのが楽だった、もっと敵に死に物狂いで追いかけられ、囲まれるのかと思ったと言う。 

 それに李牧は紀彗の挙動が早かったと答える。麻鉱討ち死にの報を戦場に効果的に広め、一気に攻勢に転じた。だから、麻鉱の仇討ちどころではなくなったのだと。 部下達は初日で王翦は片腕を失い、左軍も壊滅し、最悪の展開だと自分たちの優勢にほくそ笑む。カイネが行きましょうと撤退を促すが、李牧は何か気配を察する。そちらに李牧が振り向き、カイネもそれに続くと…、

 o(#゚Д゚)_‐=o)`Д゚)・;信がやってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 追いついた信が早速、趙兵二人を斬りはらう。本当に追いついたと去蓋、あいつらもたつきやがってと田永も信に続く。 目で李牧を確認した貂が李牧を狙って討ち取れば秦軍が勝つと隊に檄を入れた。 
 複雑な顔をするカイネと李牧だが退却する。 無論、追撃する信たち。我呂もここまで来て逃がすかと大功の可能性に猛る。
 信と羌瘣が先に趙軍に迫る。飛信隊二強がいるので貂は追いつければ李牧を討ち取れると期待が膨らむ。 
 やっちゃいますかと傅抵が言うが、李牧は無用、脚で引き離せばいいだけの話だと愛馬を走らせる。

 _| ̄|○ 前回、楽しみだと書いた後で思い出した懸念がもう。。。。

馬、(/□≦、)馬陽で語られた馬脚の違いがぁあああ!!!  全力で追撃している信たちを尻目に李牧たちがさらに引き離していく。 敵の馬の速さに驚く部下達。 隊内最速の馬を集めたのに追いつけない。悔しがる貂。
 趙の騎馬の歴史を舐めるなと傅抵。兵も対匈奴用の雁門馬、つまり中華一とその速さを誇る。信も口惜しさに汚ねぇぞ李牧と吼えるしかなかった。
 罵る信にカイネがイラつき、無様を見せる信に傅抵は笑う。しかし、カイネが気づくも、李牧は大丈夫ですと答えた。 すると李牧が馬脚を遅らせた。

三度目の直接対話Σ(・ω・ノ)ノ!  あえて近づいた李牧に驚く飛信隊。だが、信は何のマネだと怒る。➡ううむ、陽の主人公・信の属性。何でか歴戦の名将のトークを引き出す男。 ちなみに陰の主人公・政の属性は…。Σ(;・∀・)

 信と先に名を言う李牧は、あなたと初めて会った時のことはよく覚えていますと話しかけてきた。 王騎が死んだ年から翌年、今から七年前の咸陽の宴の場ですと。

カイネや趙兵達は李牧が下がっているのが不安で仕方がない。

 あの時はまだ子供でしたが、流石に今ではそうは言えませんねと李牧は五千将・信に話す。 当たり前だ、舐めてんのかてめえと戦場で会話する李牧に信はいらつく。 あの時もそうでしたが、合従軍戦前に春申君との密談の場に偶然に出くわした時も。

李牧は馬上で話を続ける。 後ろからついてくる貂と那貴は横の林が深いことに気付く。貂が信に限界だ、この先にきっと伏兵がいると叫ぶ。 信が貂の声を聞き取り、傅抵たちも気づいたかと舌打ちする。

 諸事情があったとしてもいずれもあなたの刃は私に届きませんでした。 そして、今も結局最後まであなたの刃が私に届くことはありませんよ信。

 歯ぎしりする信。必死で止めようと叫ぶ貂。傅抵とカイネは伏兵で襲わせようと言うと、奥から趙軍騎兵が姿を現す。 
 食いしばる信は追撃を諦めて止まる。そして、李牧に向けて叫んだ。

李牧!よく目に焼き付けておけ。これがお前の策で討たれた王騎将軍の矛!! 
最後の六大将軍王騎から俺が受け継いだ矛だ!! これでお前を討つ!!
三大天の首 この矛で絶対俺が取ってやるからな、李牧。それまで首を洗って待ってやがれ。 

 李牧が信の言葉を最後まで聞く。その横を騎兵がすり抜け飛信隊を逆襲する。信たちは踵を返して退却していった。➡きっちり羌瘣も信の後についていたのね
 きっちり止めを刺しましょうかと傅抵が李牧にきく。李牧は却下する。 追い払えても信と羌瘣の首を取るにはあの倍の兵が必要だと。 
 思いの他評価高いですねあのバカのと傅抵が言う。李牧は答えない。その沈黙はと傅抵は思う。 

中央軍本陣に戻ると李牧が言う。 もはやこの戦場での秦軍左翼軍の光はこのまま壊滅する。初日としては十二分の戦果、趙軍にとって完璧なる初日ですと趙軍総大将は分析した。

 その通りに秦軍左翼の麻鉱軍が崩壊寸前⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ピクピク!!! 戻ってきた飛信隊が愕然とする。どうすればいいんだと信も歯噛みする。

初日で麻鉱軍消滅では全体の戦の勝敗は趙に傾くも同然。だから麻鉱軍だけでも消滅を避けるべき。 だが、貂は崩壊点を越えてしまったと見て、もう左翼は手遅れだと諦めてしまう。飛信隊から打開策をと声がかかるが、絶望した貂に聞こえない。 その時、信かと声が挙がった。

そこへ本当に飛信隊が来てたのかと楽華隊が駆けつけた!!! 信がお前らは裏にいたんじゃなかったのかと蒙恬にきく。 蒙恬は裾にそって回ってきたと答える。
 逆に蒙恬は登ってきた側と何故反対側にいるのかと返す。信はいろいろあってと濁し、お前らもあの中にいたら危なかったなと話す。

 貂は李牧が自ら麻鉱を討った、あの流れはもう止められないと言う。だが、蒙恬は止めないとこの戦そのものが負けてしまうと答える。 力のある言葉に信たちが蒙恬に振り向く。

 蒙恬は飛信隊もついてきてくれと言う。どこへの問いに、蒙恬は今からあの流れの中に入ると言う。 仰天する飛信隊全員。 

 本当にここで会えてうれしいと蒙恬は信に感謝する。 俺達で麻鉱軍を復活させるのだと初日先鋒を見事に飾った五千人将が動き出す。

Photo(* ̄ー ̄*) 昨今のアニメに燃えないせいなのか、うしつぎは李牧と信の会話を見るたびにガンダムWを思い出すのだよ。

李牧ははいしゃになりたい(笑)。

 

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