国の宝
第三話「子どもは国の宝」 ※誤字修正
吉之助の農政上申書を読んでいた斉彬。顔が険しくなる。 意を決した斉彬は老中阿部公に薩摩の密貿易を密告してしまう。 父の処罰を申し出る。 老中は貴方が立ち上がるのを待っていたと喜ぶ。
猪を撃った吉之助。吉之助が家に帰ると信吾。弟が病気なので薬を買おうと言うが、父と口論になった。 だが、上司の赤山が吉兵衛に豪商を紹介してくれる。
豪商板垣に金を借りる。父は偉丈高に言うが、子供の吉之助が土下座して金を頼む。 器量を見込んで板垣は金を貸すことに。 百両の金を見て喜ぶ親子。 西田西郷曰く、明治維新まで返済がかかったらしい。。。
途中で子供を目にする。大人にいじめられていた所を子供は国の宝と吉之助がかばう。子供は土地を売られたために極貧で芋を盗むが、大人たちを剣術で叩きのめした、その剣術の冴えに吉之助は強い印象を抱く。 後の中村半次郎。
しかし、脱藩・逃散しようとする。それを見た吉之助は何とか引き留める。 だが、役所ではそれを逆に受け止めて逃散を手助けしたと上役に責められる。 辞めさせられそうになるが、正助が赤山を連れてきてなんとか事を治める。
やりきれない正助と吉之助は農民だけでなく武士も貧しいと赤山に言う。赤山は何とかすると中村の田畑を救うことに決める。二人の声を聴いた赤山は斉彬様もきっと喜んでくれると励ます。お世継ぎ様が藩主になるのも近いと。 期待が膨らむ二人。
調所退場! 老中阿部は密貿易について調所を詰問する。斉彬の密告と知った調所。それでも斉彬は一献席を設けようとしたが、責任を一身に追うために調所は毒を飲んで死ぬ。
反撃・お由良崩れ!! 股肱の臣下をもがれた斉興は愛するお由良の嘆きも受けて堪忍袋の尾を切る。 斉彬派閥の藩士を片っ端から厳罰処分。 震えあがる吉之助達は父・吉兵衛から赤山様に切腹の命が下ったと衝撃の悲報を聞くのであった。
( ´;ω;`)ブワッ嗚呼血を流さずして改革はならぬ。。薩摩の舵取り新旧交代劇の始まりですか。
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コメント
諸葛鳳雛殿、コメント万歳であります。
>阿部さんは優秀な人で長生きしていたら日本の歴史が
変わっていたと聞きました。
幕府延命には最後の凄腕老中であったと思います。外様大名にも人気あったし、水戸老公は政治でどれほど自由をもらっていたことか。時勢も読めて自国の戦略も分かっていた。この方が死んだ時が幕府終わりの始まりだった。
>この人年貢の取り立てが厳しく鹿児島では未だに評判の悪い人だそうです。
さもありなん。民を優先するか、国を優先するか。藩運営だって困難なのにましてや国ではもっと苦労でしょうからな。
>赤山さんに切腹の命が。これは惜しい人を失うことになりますね…。
大獄薩摩バージョンの始まりです。幕末は大獄粛清ブームでしたなぁ。
投稿: うしつぎ | 2018年1月27日 (土) 09時34分
うしつぎさん、こんばんは。
斉彬さんが阿部老中に薩摩の不正を密告しました。
阿部さんは優秀な人で長生きしていたら日本の歴史が
変わっていたと聞きました。
あの時代の薩摩は百姓も武士も困窮していたんですね。
藩の台所事業も苦しいと。
調所さん退場してしまいました。
この人年貢の取り立てが厳しく鹿児島では
未だに評判の悪い人だそうです。
でも調所さんの活躍がなければ薩摩は
立ちゆかなかったと。
お由良騒動は聞いたことありますね。
斉彬派が50人も処罰されたんですね。
でもこれが幕府の耳に入って斉興は隠居させられて
しまうんですよね。
赤山さんに切腹の命が。
これは惜しい人を失うことになりますね…。
投稿: 諸葛鳳雛 | 2018年1月26日 (金) 22時34分