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姫発

#548「乱戦下の策」 鮮烈―!

 堯雲の言葉に怒った信が王騎将軍の矛で圧倒する。 堯雲兵は主が押される様に、飛信隊兵は隊長の剛腕に驚く。行けえ隊長と飛信隊の兵から声が。

 (`◇´*)ただもらっただけだと、堯雲 言ってみろ堯雲 この矛のどこにそんな軽さがある 大将軍から譲られた重さと共に信は王騎の矛で堯雲を弾き飛ばす。 だが、堯雲は…、

 その信の攻撃を跳ね返す! 堯雲の反撃に信は気が飛びかけるが、かろうじて踏みとどまる。 堯雲は強いな飛信隊信、少し安心したと言う。

どうやら貴様はその矛を手に取る資格はあるようだと敵たる信を少し認める。当たり前だと言い返す信。 

当たり前のようで当たり前ではない。単純な武の話ではなく重要なのは貴様が‟人の強さ”が何かを知っている ことだ。 ➡ (`・∞・´)本能型なのか、よく見ているわ。信も堯雲も人の哀しみ背負って強くなるタイプなんかな

 堯雲の言葉が分からない信。その反応で自覚はなさそうだがと答えるものの、まあどうせ貴様らはここで死ぬと言い放つ。 
 横で起きた‟大炎”は貴様らを余さず焼き尽くす。そして貴様は俺に討たれ飛信隊の光はこの朱海平原の野に消える!と。

へっ寝言野郎がと信。飛信隊なめんじゃねぇ、ここで消えるのはてめぇの方の火だ堯雲と、信も負けずに言い返す。

【 飛信隊本陣 】 戦況報告を処理する貂ら参謀スタッフ。

  • 左から沛狼隊が田永隊と合流。共同戦線を張る。
  • 澤圭隊は中央の底をしっかりと支えている。➡ (*^-^)石は一人も死なせない澤さんの部隊。やはり順当に階級上げていたのね
  • 去亥・竜有隊も持場堅守
  • 隊長は未だに堯雲と一騎討ち継続中。

 参謀スタッフはこちらから隊長に援兵を送ろうと言うが、貂は一騎討ちはもう信を信じるしかないと任せる決断をする。 

 それより今は信が‟大炎”と言った渕さんの所の大乱戦場が危ういっ 貂もあそこが敗れればきっっと雪崩のように戦局が変わると貂も危惧する。 それはたとえ信が堯雲を討っても負け戦になるほどと考える。

 乱戦状態の現場―― 趙兵の猛攻に飛信隊は大苦戦。

 渕さんの持場でも必死に間に敵を入れないようにするが、少しずつ後退して間を取ろうと図る。 
 新兵組でも音が上がりかけているが干斗が必死に伍を崩さずにいる。そこで松左の声が聞こえていた。
 飛麃隊も堯雲騎馬隊に苦戦中。ひでぇ白兵戦になってしまい、隊形もへったくれもない単純な武力のぶつけ合いになっている。だが、どこもかしこも押されていて、このままじゃ…と我呂の不安は増していた。 そこに羌瘣が竜川と共に駆けつける。

 飲み込まれる前に‟策”を使うぞ。 もう十分に飲み込まれてと我呂は言いかけ、羌瘣の言葉に驚く。

ここを‟要”にして右手に敵を流せ。踏みとどまって流れを右に作るんだ。 驚く我呂はやれるかよ、全体が押し込まれているのにこの場で踏みとどまれるわけがねぇだろと無茶ぶりに反論する。 だが羌瘣はでもやってくれ、そのために竜川達を連れてきたのだと言う。

向こう側…楚水の所にも田有ら重量級を置いてきた。同じく‟要”の役割、向こうは左手に敵を流す。 黙考する我呂は羌瘣の策に気付く。

左右に‟止め石”置いて中央に敵を流すのか!? そーそー。 羌瘣の策に我呂はその流れはどうするんだ、中央をぶち抜かれて隊が分断されたら一瞬でやられると危惧する。  それは分かっていると答える羌瘣。

 でも何かやらないとこのままじゃ必ず負ける。中央は何とかするから要の役目しっかり頼んだぞ。 そう言って羌瘣は去っていく。 ぶっ飛んだ作戦を伝えられ、マジかよあの女と思わず我呂は言う。 この大乱戦に戦術とはと戸惑う我呂だが、副長命令なので従う。 岳雷の旦那を呼び拠点づくりに取り掛かる。

 羌瘣は中央に来る。あらかじめ命令を伝えていた崇源と松左に歩兵は集まったかと問う。 飛信隊歩兵長たちは既に集められるだけは集めていた。 干斗たちも集められ、彼らは他の乱戦に入らなくていいのかと不安を口にする。 

そこには羌瘣隊の番剣らも集まっていた。彼らは羌瘣様、三千将だと声を出し始める。

へばってないなみんな。 美しい戦女神の言葉に傷だらけの彼らの士気が一斉に上がる。➡ ( ̄○ ̄;)!四コマ漫画で羌瘣隊に入れて驚喜した人たちなのね。 

 羌瘣様ぁの声にあの士気、羌瘣隊の連中めと干斗が言う。 こっちに隊長がいたらと言う者もいれば、本当はあっちがよかったと言う者もいる。 おいらもと言う人がいて、昴が尾平さんとツッコミ入れた。 

 松左が…、でこの大忙しの中、何を企んでいると羌瘣に言う。

 左右に‟止め石”を置きこの場に敵の大軍が流れ込むようにした。それをここにいる私達で迎え撃って一網打尽にする! 隊長のぶっ飛んだ作戦に羌瘣隊が仰天する。 当然に干斗らもだった。 古参兵達も集まったって言ってもそんなにないのに、あのせき止められている敵の大軍がここに来るのかと弱音が飛び交う。 慶、尾平、昴が真っ青で来るんじゃなかったと絶望する。

 松左が一網打尽にされるのはこっちなんじゃねえのと軽口飛ばす。 あるいはなと羌瘣もそう答えたので、皆が驚く。 

だが何か行動に出なければ普通に負ける。歩兵の‟最大火力”を集めて勝負に出た方がまだ光はある。と思う。 互いに主力は歩兵だからな。  

 羌瘣が下馬したので皆はまた驚く。特に羌瘣隊がさらに驚く

久々の歩兵戦闘キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!  

崇源が一緒に歩兵戦に入るのかと問う。私は下馬した方が大勢斬れると答える。 松左もお前が入るなら百人力だと言う。羌瘣はそれでも正直勝てるかどうか分からないと激戦を予感する。

正念場だ。これまでの乱戦が遊びに感じる程の大乱戦となる。だがこの死闘を制した側が戦に勝つと心得ろ! 崇源が歩兵隊に檄を入れる。 干斗らも声を挙げる。 

 歩兵が準備できるまで中央で持ちこたえていた味方が遂に音を上げる。限界が来たら左右どちらかの拠点に走れと羌瘣から命令を既に受けていた。 行くぞと転進準備に入る。

 中央部歩兵隊も準備に入る。 来るぞと構える新人兵達が殺気の渦に呼吸が荒くなる。松左は空気をほぐそうと、羌瘣に若手たちにもう一激と声をかける。 ハイハイと長い呼吸後――、

共に戦って勝利を掴むぞ!  振り返って歩兵たちに檄を入れる羌瘣。士気が爆上げされた若手たちであった。

 

09072  

(・∀・)イイ! 飛信隊を率いる戦姫。

((ノ)゚ω(ヾ)) 違った! 戦巫女だったわ!!!

 

 

 

 

 

 

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