生涯初の東北旅行で維新は江戸の遺産で出来た貯金崩しと知った。
o(*^▽^*)o東北の先人達よ、ありがとう。
※この文章はココログ広場で管理人がコメントした事をまとめたものです。
- ようやく東北旅行のまとめを書ける。この旅行で東北の先人達から学んだのは明治は維新であっても温故知新ではないことだった。(その一)
- 明治の人材達は廃した幕藩の尚学の精神のおかげで大学や重職への伝手を得られていた。人が人を見定めてから優れた人物を世に送っている伝統があった。(その二)
- 明治の国家による学制はその伝統を破壊した。日本からエリート教育の伝統が止まってしまった。商人でも僧侶でも優秀な子供を学校に推挙できた慣習を学制が塞いだ(その三)
- 明治期でも幕府教育を知る世代がいる間は年長者が才徳を量り見込みある者を社会に挙げる慣習があった。後藤新平、原敬らはその遺風を受けて社会で活躍し始める。(その四)
- しかし、学制は成績と数字で教え子の優劣を決める。知識は大量生産されても、心・徳量の育成が不足した。更に士官学校までその影響をもろに受けた。(その五)
- それにより知識偏重が社会に蔓延し、人物が消える。エリート教育が廃れる。要するに戦術はできても戦略が分からない、職工がいても棟梁が不足した。(その六)
- 知識とは技である。狂わぬ技は無い。明治からの学制は知識を与えても知識を制御できない雛を大量生産させていた。尚学精神に富んだエリートが不足する。(その七)
- そこへ宮沢賢治も経験した不景気が来る。停滞を払拭したい世論を受けて知識偏重の雛が狂い出す。雛共は数少ないエリートの原敬や斉藤実らをカーニバルの肉にした(その八)
- 彼を知り己を知れば百戦殆うからず 。彼(知識)の源を知らずにコピーし、己の日本の国柄を理解することなしに知識を生かさず行動したのが昭和の敗北戦争。(その九)
- (まとめ)国家百年の計とは垣根無く人が人を長所を認め合い、押し上げることのできる国民を育成することに集約される。それを一言で言うなら尚賢という。
➡尚賢〔育成〕を伸ばすために尚学〔教学〕の勧めがある!国家百年の計とは知識と知識制御。尚学の志。知識制御とは哲学、宗教、道徳修行の精神。数字ではなく、同族内でも無い、尚賢。垣根無く人が人を認め合い、押し上げるということ。
凸(`Д´メ)坂の上の雲なんて始めから無かった。雲は美化幻想であった。遺産を食い潰しながら追いつき追い越せで富国強兵を走るたびに懐から貯金が落ちていることに気づかなかった。坂を登ったら貯金を無くしており、これまでの水準を維持するためにグール化した。落とした貯金を拾おうともせずに…。
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