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信伝キングダム 584

 

#「数十騎」

 

 

趙峩龍が動き出す。左から崩して王賁を嵌めるために。
               
 それを玉鳳本陣が見る。番陽は賁様は今はまだここで全体の指揮を執らねばなりません、私が陣頭指揮を執りますと自分が動こうとする。王賁は四百を番陽につけて右を任せる。
 それでも王賁は番陽に趙峩龍自ら動いているから気をつけて行けと忠告する。危うくなれば俺もすぐに行くから決して無理をするなと。 番陽は王賁様もお気をつけくださいと返す。こうも早く趙峩龍が動いてくるとは何か“狙い”があるかも知れませぬと。 王賁もそれを感じ取っていた。
         
尭雲も右に動いていた。
            
 それを飛信隊本陣が見る。信たちが右担当の羌瘣狙いだと思う。軍師貂ら参謀幕僚たちも分かったが、貂は羌瘣は気づいているから大丈夫と言う。その他に揺さぶりかも知れないから尭雲の動きを目で追いつつ他にも注視するように告げる。
            
 羌瘣は尭雲の動きを知る。尭雲自ら来るなら来るで私が討つ。馬上は難しいが下に下ろせば私が勝つ。一騎打ちの勝算を立てていた羌瘣は配下に尭雲が入ってきたならバレない程度に私の所に道を開けるようにと指示を出す。 が、異変がその右から起こった。

 

 真横から敵が迫ってきた! それが尭雲の軍では無く…、隣の戦場から来た岳嬰軍だった! 主の仇だと目をむいて襲いかかる岳嬰軍。
           
 飛信参謀陣は岳嬰軍の襲来に戦っている亜光軍はなにをしてたのかと声が上がる。軍師貂は隣の戦場では亜光軍が馬南慈軍と戦っていて、今日は岳嬰軍が行軍予備だったと説明する。 今まででも個別で強い連中が…厄介なことにここにきて連携して戦術を使ってきたと深刻さを増す。
                       
 羌瘣もすぐに右に歩兵の壁を作れと対処する。騎馬中心で襲いかかる岳嬰軍が遅いわ、死ねぇと吼えまくる。羌瘣隊の幕僚も心配するが、副長は大丈夫と言い切る。 👊連結剛力 発動!! 今は圧倒的に私達の方が強いと羌瘣が言い切る。その通りに羌瘣隊の剛力は岳嬰軍騎馬隊を殆ど空に飛び散らせた。
                
 羌瘣隊の連結剛力は飛信中央部からも見えた。凄まじい防御力に新兵達が驚く。羌瘣副長直伝だから俺たちと差があると教えられる。
       
 参謀陣もその凄さを目で確認した。すぐに全てを防げるわけじゃ無いと右に援軍を送ろうと頭を動かす。貂はまず信が動いていると言うが、隊長が珍しく動いていないので驚く。
                  
 周りが岳嬰軍と尭雲が右に行ったから危険だとの声の中で信が動かなかった。いぶかしむ側の部下達に信は相手の狙いが急に全く分からなくなっちまったと言った。
 一人が何を言ってるんすかと反駁するが、信は違うと言う。 
 羌瘣を狙っているなら右に行った尭雲から殺気が漏れ出ている。其れが無いのは尭雲は羌瘣を狙ってねえと言い切る。周りが隊長の勘に動揺し、ではどこをと問う。
           
 信は分からないが、奴は絶対に何かを狙っているから目を離すなと周りに告げる。 だが、高いところで偵察の役目をしていた邦馬が尭雲が消えましたと信たちに報告する。尭雲はこちらから消えてしまうのだった。 

 

 💨その尭雲の一隊は亜光軍、殊に亜花錦に苦戦している馬南慈軍の後ろを通過していた。岳嬰軍のいた場所を通ってさらに右に向かう。 

 

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【十二日目夜の軍議】 
 カイネから馬・趙・尭に李牧の策が伝えられる。 狙うのは玉鳳王賁! 馬南慈は飛信隊信の方が狙いやすそうだがと言う。 カイネは李牧様が言うには理由は二つあると。
    1. 飛信、玉鳳はほぼ同じ戦果を出しているが玉鳳は五千、飛信は八千で玉鳳が無理をしている。
    2. 相性の問題。本能型の尭雲将軍の動きを今の飛信隊・信は読んでしまう。だが将軍とまだまともに戦っていない王賁にはその動きは読めない。
    3. ということはつまり…、尭雲将軍に王賁の首を取ってもらう。 戦り方は…

 

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尭雲自ら右に動くと同時に岳嬰軍の兵団が飛信隊の右を襲ったがそれは尭雲の姿を見失わせるための助攻であった。必殺の部隊は岳嬰軍の後ろを横断し右へひた走った。
       
玉鳳左翼が二百から四百の敵が来るのが見える。玉鳳中央も左に壁を作るよう命じる。皆は岳嬰軍と見積もる。 
    
この時さすがにこの敵が二つ隣の戦場から来た尭雲のものとは誰も思いはしなかった。そして、さらに三百騎という数はそこまでの脅威とは感じなかった。その点でさらに玉鳳は尭雲の後手に回っていた。
              
ここに出現したのはただの三百騎でなく、この朱海平原全体の中でも最強の武を有する尭雲直下兵団“雷雲”の精鋭騎兵である。 壁が易々と突破され、王賁までも驚く。今の我々でも止められない武の集団の侵入に王賁は直ぐに関常の部隊を呼ぶ。 間に合わないかと思われたが、関常が命令前に自ら動いて雷雲の前に立ちはだかる。 ここで関常隊と雷雲が壮絶な潰し合いが始まる。 

 

その最中乱戦場から弧を描くように走った数十騎があった。その数十騎兵は乱戦場に集中する力の隙間を巧妙に抜いて走り、静かに王賁本陣に近づいていった。  それに王賁本陣の兵達も気づいて迎撃に出る。少数だから包囲して潰そうとする。
    
だが気づいた時は手遅れであった。 迎撃に出た兵は瞬く間に滅されてしまう。 この集団の先頭を行くのは“十槍” 雷雲の中でも上から十人の更に腕の立つ最強戦士である。
               
 そしてそのすぐ後ろには尭雲本人が控えていたのである。

 

 

ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ 迫り来る無双の武! 王賁の命運は如何に。

 

(@Д@; それにしても趙って騎兵発祥国のせいなのか特殊部隊攻撃よく出してくるなぁ。。

 

 

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