信伝キングダム 626
#626「残酷な現実」
半死半生の身ながらも信は龐煖をたたく。信の一刀は龐煖を地に膝を突かせ、その場の兵達を圧倒する。だが・・・、
信の身体は身体が痙攣していた。自らの醜態に歯ぎしりする龐煖は信の周りにいる者達がみえる。
意識が飛んでいる信が漂、尾到、王騎、麃公ら自分を支えている力があることを感じ取っていた。みんなが力を貸してくれてるのは分かっていると。
でも龐煖にはそれがねぇ。それが無いから龐煖の刃は痛ぇだけで重くねぇんだ。信の言葉は李牧とカイネに重く響く。 蕞でやったときと変わらない、龐煖お前の刃は重くねぇんだと信が吼えて斬りかかる。 龐煖は憤怒の形相で弾き飛ばす。
ほざけ 何度も何度も同じことを それがそもそもの誤りだとその連なりこそが人を人に縛り付ける鎖 その暗き鎖を打ち砕くのが我が刃 我龐煖 我"武神”也 龐煖も譲る気は無い。しかし、違うと李牧は言った。
龐煖が本当に武神ならば十七年前に王騎を両断できた。合従軍の時に麃公に腕も折られていない。秦左翼で老兵如きに足を貫かれることなどない。➡爺さんモブ老兵扱いされてます。。。超越者って負けフラグじゃないの。。武神ってなんでも出来ちゃうキャラにして良いのか??
武の極みに立ちながらその矛盾を気づかぬ龐煖を麃公は阿呆と言った。その矛盾こそが龐煖が突きつけられた"答え”。人を上の存在に引き上げるべく超越者たらんとその力を天に示す龐煖が正に人の力を体現する者達に勝てぬという現実
つまりそれは誰がどう足掻こうが人が人を超える存在にはなり得ぬ 所詮人は人でしかないという天からの残酷な"答え”です
😵うわあああああ、言っちゃいました李牧さん。。。
李牧の残酷な答えに味方は言葉を失う。カイネはそれでは龐煖様は飛信隊信に・・・敗れるのですかと問う。しかし、李牧はカイネに敗れるとまでは言っていないと答える。
龐煖と信の戦いは続く。
龐煖が痛烈な一撃をお見舞いし、信の意識を飛ばす。信の耳から血が流れ、呆然と空を見上げる。動きが止まったと龐煖も飛信隊もそう思った。
次の瞬間、信は龐煖に豪撃でやり返す。また龐煖が膝を突く。田永、田有が止めを刺せと声を出す。
しかし、信は倒れてしまう。力が入らないかのような反応をする信。なんとか立ち上がったので皆がほっとする。💡その時、羌瘣が意識を取り戻した。
尾平は羌瘣に信が龐煖相手に頑張っているぞと言う。目を開けた羌瘣が信を見る。すると信の気が弱まっていることに気づき震え出す。弱々しく手尾を延ばす羌瘣に尾平は驚く。
同じ頃、後方待機していた貂も信の元に行くと馬を進め始めていた。那貴がお前まで行って討たれたら飛信隊は動けなくなると注意する。だが、貂は嫌な予感がさっきから止まらないと震える。那貴も同行させることにして貂も信の元に行く。
李牧は龐煖が武の極みにいることは間違いありませんと言う。それに対してー人を超えんとする龐煖に命がけで"否”をつきつけるのが王騎、麃公、そして信だったと。 しかし・・・正に命がけだと李牧の言葉でカイネも気づく。
先の王騎も麃公もその"否”の答えを示す所までで力尽き皆龐煖の刃の下に命を落としていますと李牧は残酷な答えを下すのだった。

正しい理が現実に立つとは限らない❗❗
生きるのと同じように求めた道もまた不条理の世界にあるのか。
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